54話 壁ドン ページ4
洗濯物を片付けている時、ふとテレビの方に目をやると恋愛ドラマをしていた。
あのお昼にしているドロドロした大人の恋愛。
ガチの恋愛になると女の子って怖いよねぇ。
私も炎司さんが関わってるとなると絶対にガチになってる。どんな手を使ってでも炎司さんを繋ぎ止めてる自信がある。
と、まぁそれは置いといて、ちょうど最終回らしい。
話の内容は分からないけど面白そうなので洗濯物をしている手を止めテレビを見る。
「君が好きだ。」
「もう遅い！私には○○君がいるの！」
「っ！ダメだ！いかせない！」
そう言って女の子を壁に追いやり若い子に人気の壁ドンをしていた。
もし炎司さんに壁ドンとかされたら鼻血どころじゃねぇな。だって考えてみ？
ドタイプの顔面がすぐ近くにあるんだぞ！？
尊すぎて昇天するって！！！
炎司さんの妄想を広げていたらいつの間にかドラマが終わっていた。結果どうなったか不明。
しかし、炎司さんの色んな妄想が出来たから良しとする。
〜
エ「帰った。」
『おかえりなさい！今日もご無事でなによりです。』
エ「あぁ。」
仕事用のカバンを受け取りいつものように会話をしながら居間へと歩を進めようとした瞬間、炎司さんが足元にあった置物に足を引っ掛けこちらに倒れかかってきた。
エ「っ！？すまない！大丈夫か！？」
『は、はひ…』
今の状況を軽く説明すると…只今壁ドンならぬ肘ドンをされています。
ちっっっっか！！
ヤバいって顔が良いって！！
てか、これ少し動いたら唇触れるよね！？
エ「…ふっ、顔真っ赤だぞ。」
『』
無理だ。何にも喋れない。
口の開け閉じは出来るのに言葉が出てこない。
例えるなら金魚かな？
エ「…A。」
顎の下に手を置かれ私の唇に炎司さんの唇が優しく触れた。どこもかしこも熱い。
でも、1番熱を持っているのはやっぱり唇。
玄関でこんな事していた家の誰かに見られるかもしれないのに、唇の熱が引かなくてもっとして欲しいと言う欲が出てくる。
炎司さんはそれを感じ取ってくれたのかもう一度優しく触れるだけの口付けをし私から離れた。
まだ頭がボーってする。正直舐めてたわ。
想像と現実って全然違うのね。
壁ドン恐るべし！！！
〜
夏「お父さんとお母さん遅いね。」
転「うん。」
焦「僕見てくる！」
燈「ちょっ！落ち着け焦凍！」
冬「ふふっ」
燈「冬美ちゃん！笑ってないで焦凍止めて！」
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あかさたなはまやらわん - 定期的に見たくなる小説過ぎる（） (12月29日 13時) (
レス) id: 907bfd87dd (このIDを非表示/違反報告)
ari(プロフ) - ふと読みたくなる〜何回戻ってきたか覚えてないぐらい良い作品！！これからもお世話になります！！ (8月4日 12時) (レス) @page12 id: 5a5aa31b6c (このIDを非表示/違反報告)
マロ(プロフ) - 本当に天然、ツンデレ、最高、素晴らしい、可愛いエンデヴァーでしか取れない栄養がある (7月23日 11時) (レス) id: 608bd786c9 (このIDを非表示/違反報告)
真白 - ２回目読みました！やっぱいいっすね〜( ￣▽￣) (2023年1月15日 23時) (レス) @page12 id: 1bd364c53c (このIDを非表示/違反報告)
天草 礼(プロフ) - マジでずっとニヤニヤしてやばいです！とても素晴らしい作品を読ませて頂きありがとうございます!!大好きです!!! (2022年12月30日 16時) (レス) @page12 id: 79a8983217 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：星桜 | 作成日時：2021年10月11日 0時
