52話 憧れの家族 ページ2
炎司さんの事務所へ行った時に顔バレしました。
どうも、轟Aです。
近所の方は知ってるんですけど世間体から見たらあまり知られていなかったんですよねぇ。
エンデヴァーの妻って立場なのに不思議。
私的にはエンデヴァーファンの民度が良すぎてバレてるけど隠してくれていた説を推している。
はい、ご存知の通り私はエンデヴァーを好きな人に悪い人はいないと思っている人です。
それはさておき、買い物がやりにくいったらありゃしねぇ。道を歩いているだけで色んな人から見られる。
よく映画とかである極々普通の一般市民が大スターになりました！的なあれ状況です。
改めて感じる炎司さんの影響力。
全てにおいて尊敬する。
「ねぇ！」
炎司さんについての妄想をしている所にエンデヴァー人形を抱き締めた男の子がやってきた。
「エンデヴァーって家ではどんな人なの？」
男の子が言葉を発した瞬間ザワついていた商店街がシーンと静まった。
え、何！？皆そんなに聞きたいの！？
目はあってないけどチラチラこっち見てるの分かってるんだよ！？
今後のヒーロー人生に私の発言が大きく影響するかもしれないから下手に喋れない。
それに家での炎司さんは私達家族だけの特権にしておきたい！これが本当の理由！！！
たが、こうもキラキラした目で見られたら断ろうにも断りきれない。
てか、この子の親どこだよ！
もし近くにいるなら回収してくれ！頼む！！
私が固まっていることに痺れを切らしたのか"まだぁ？"と今度は裾を引かれた。
仕方ないなぁ、本当の本当に嫌だけど特別に教えてやるよ！感謝しなよ！
『ふふっ、じゃあ少しだけね？』
「うん！」
『家でもエンデヴァーは立派なヒーローなの。
誰かが困った時に優しく手を差し伸べてくれるとっても優しい人。私達家族には無くてはならない大切な人よ。』
「わぁ〜！
流石エンデヴァー！！家でもかっこいいね！」
『でしょ！僕よく分かってるじゃない！』
ハッ！張り切りすぎた！！しかも道のど真ん中で！
辺りを見渡すとまるで親のような視線を向けられていた。
…恥ずかい。はよ帰ろ。
「お姉さん！エンデヴァーにずっと応援してますって伝えて！」
お、お姉さん！？
なんて教育の良い家なんだ！！
そんな君のために特別に、
『ふふっ、伝えておくね！』
皆の憧れるヒーローファミリーに轟家がランクインするのもそう遠くない未来である。
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あかさたなはまやらわん - 定期的に見たくなる小説過ぎる（） (12月29日 13時) (
レス) id: 907bfd87dd (このIDを非表示/違反報告)
ari(プロフ) - ふと読みたくなる〜何回戻ってきたか覚えてないぐらい良い作品！！これからもお世話になります！！ (8月4日 12時) (レス) @page12 id: 5a5aa31b6c (このIDを非表示/違反報告)
マロ(プロフ) - 本当に天然、ツンデレ、最高、素晴らしい、可愛いエンデヴァーでしか取れない栄養がある (7月23日 11時) (レス) id: 608bd786c9 (このIDを非表示/違反報告)
真白 - ２回目読みました！やっぱいいっすね〜( ￣▽￣) (2023年1月15日 23時) (レス) @page12 id: 1bd364c53c (このIDを非表示/違反報告)
天草 礼(プロフ) - マジでずっとニヤニヤしてやばいです！とても素晴らしい作品を読ませて頂きありがとうございます!!大好きです!!! (2022年12月30日 16時) (レス) @page12 id: 79a8983217 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：星桜 | 作成日時：2021年10月11日 0時
