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Hiragi.side




無理やり押し付けられた防犯ブザー。



Aによると、文香に無理やり持たされたらしい。




..だからといって大人しく鞄に入れとくあいつもあいつなんだが。




「何かあったらすぐに鳴らしてくださいね。
飛んでやってきますから」



柊「その時は甲斐も呼べよ」



甲斐や石倉、須永は筋がいい。



..Aのことを任せるには十分だ。





お守り代わりに胸元のポケットに入れて準備室を出る。



..文香は..Aの件をどこまで知っていたのだろう。




柊「..今はそんなことを気にしてる場合じゃないな」



もうすぐで8時。



武智先生は、ちゃんと約束の場所に来てくれた。






武智「約束通り、1人で来ましたよ」



柊「貴方とは..ちゃんと話がしたかった」



武智「僕もですよ。
柊先生、一体どうしちゃったんですか?
こんな事件起こしちゃって..」



柊「貴方がフェイク動画で、景山澪奈を死に追いやったりしなければ、何も起きませんでしたよ」



武智「だから言ったでしょう?
フェイク動画のことなんか知らないし、ベルムッ..ベルマ?そんなの難しすぎて..」



携帯にある1つボイスメッセージを流す。





__景山澪奈のフェイク動画、ありがとね。
ほら、ドーピングのやつ。これでもう彼女の選手生命は終わりだね。




武智先生は..流れる自分の声に表情を変えた。



武智「それは、なんだろうか」



柊「貴方の電話を盗聴したんですよ、だいぶ前に」



武智「盗聴は犯罪だぞ!
法的になんの証拠にもならない。それに、そんなものはデタラメだ」



柊「貴方は景山澪奈に豪翔大学のスポーツ推薦の話を持ちかけましたよね?」



武智「それがどうした。
俺は彼女の才能を高く評価した。だから、より良い環境を与えようとしただけだ」



柊「でも彼女はその誘いを断った」





武智「他に行きたい大学でもあったんだろう」



柊「違いますよ。
貴方とは豪翔大学の深い関係を知っていたからです!
見返りの報酬は、かなりの額だったんでしょうね。
貴方は、景山澪奈を豪翔大学に入学させることを条件に、多額の報酬を貰うはずだった」



武智「何を言ってるんだよ..?
そんな根も葉もーー柊「景山本人から聞いたんですよ!!」




柊「貴方は景山に断られてからも説得を続けた。
そしてついに、禁じ手を使った」

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涼宮美桜 - このお話すっごく好きです!これからも更新頑張ってください!応援してます!! (2019年5月5日 1時) (レス) id: 67fa9efd8d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ぽかぽか笑顔 x他1人 | 作成日時:2019年4月4日 12時

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