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柊「今日は大切なお知らせがあります」
先生が話し始めても騒がしい教室。
柊「今から皆さんには人質になってもらいます。」
…教室が珍しく静かになった。
逢沢「人質ってどういうことですか?」
柊「俺の目的が達成されるまで、皆にはこの教室にいてもらう」
ただその静けさも、その言葉でなくなる。
宇佐美「ブッキー、スベっちゃったね〜」
水越「卒業式前だから浮かれちゃったんだよね?
いいよいいよ、そういうブッキー嫌いじゃないよ?」
宇佐美、涼音の言葉でクラスの笑い声が大きくなった。
諏訪「ねぇもしかしてさ、卒業に関わる重要なことってこれ?このために全員出席するように呼びかけたの?」
柊「そうだよ。卒業する前に、皆と一緒に是非解決しておきたいことがあって」
甲斐「阿呆くせぇ、帰るぞ」
「ちょっと、」
私の鞄まで取って立ちあがる隼人。
柊「扉は開かないよ。」
今朝の私達と同じように、隼人がｶﾞﾀｶﾞﾀと音を立てた。
柊「特殊な鍵を..かけたから」
「わっ」
鞄を私に押し付けてきて、隼人が苛立った様子で先生へと近づく。
隼人「さっきから訳分かんねぇことばっか言いやがって..さっさとドア開けろよ!」
「隼人ｯ!」
胸ぐらを掴まれた先生の表情はさっきと変わらない。
怯えた様子を見せなかった。
一瞬の出来事だった。
柊「こんな物騒なもん持ってきちゃ駄目だろ。
没収だ」
いつの間にか隼人は教卓に押し付けられていて、
押し付けている先生は澄ました様子で、隼人のポケットからナイフを取り出した。
動き出そうとする隣の石倉の腕を掴む。
「駄目..あ、石倉!」
須永、中尾と目を合わせた石倉に腕を振り払われる。
「あぁ、もう..馬鹿」
吐き出した息はため息にも近かった。
石倉「ｯてぇ!」
須永「まじかよｯ..」
水越「蓮…!」
心配そうな涼音が中尾に駆け寄る。
先生はいとも簡単にこの3人を倒した。
宇佐美「ブッキーって雑魚キャラじゃなかったんだ…」
柊「こう見えても昔は、アクション俳優を目指していたんだ」
甲斐「調子乗ってんじゃねぇ..!」
柊「調子に乗ってるのはお前の方だろ」
思わず瞑っていた目を開けると、
隼人の顔..の横に刺さっているナイフ。
「隼人..大丈夫..?」
隼人は悔しそうに先生を睨んだ。
柊「うーん..どうやらまだ、状況を飲み込めてないようだな..なら、これならどうだ」
ﾋﾟｯ＿＿
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空白 - 鈴音って漢字間違えてましたよ、涼音ですよ (2019年3月21日 0時) (
レス) id: a394520362 (このIDを非表示/違反報告)
美紀 - このドラマ大好きなのであと大好きな涼太君が出てるので最高です甲斐隼人君大好き (2019年3月15日 12時) (レス) id: a31ea93868 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぽかぽか笑顔 x他1人 | 作成日時：2019年3月14日 17時
