かわいい幼馴染。 (ページ37)

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鼻歌を歌いながら階段を下りるA。

雅紀「潤ちゃーん、朝ごはん…あ、どっか行くの?」

「んふふ、デートしてきまーす」

雅紀「え～ずるいずるい。俺も行きたい～」

智「俺も～」

体をうねうねとさせてそんなことを言い始めた。

潤「はいはい。朝ごはんは適当にパンでも食べて。
昼も適当になんか作って食べて」

智「潤つめてぇ…」

雅紀「ご飯も適当なんて冷たい…」

潤「チンでもして温かくしてください」

玄関で靴を履いてドアを開けると、モワっとぬるい温度が吹き込んでくる。

智「いってらっしゃーい」

雅紀「俺夜ご飯はから揚げがいいよー」

ニコニコと笑いながら手を振ってくる2人に俺たちも手を振り返して、映画館へと向かった。