かわいい幼馴染。 (ページ26)

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エプロンもつけ、髪の毛も結わり、材料も準備万端。

和也「あのさぁ…1つだけ聞いていい?」

「ん?なに?」

和也「なんで俺?」

「…なんでってなんで?」

和也「…今日は何日」

なんかデジャヴ…

「17日」

和也「えぇ、そうですね。っで…なんかないですっけ?」

「和君と潤君の誕生日」

和也「そう、俺と潤君の誕生日なのよ。
俺と潤君……なんで、俺がケーキ作らなきゃいけないわけ?自分の誕生日に」

「…え、なんか文句でも?」

和也「大アリだわ!」

呆れたように息を吐く和君。

「潤君へのプレゼントなの」

和也「プレゼント?」

「うん」

和也「だったら、別に智さんや…翔ちゃんはだめだけど、あ、まーくんとか」

「あそこの人たちには潤君、連れ出してもらってるから。
この後、私と和君も合流する予定」

和也「あぁ…」

納得いったのか、そんな声を漏らした。

「さ、作りますよ和也助手」

和也「はいはい、A先生」