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功一「一緒の布団入られたら言えねぇよ…」


お前たちは…ちゃんとした兄弟じゃないって。


泰輔「俺が言おうか?」


功一「いいよ、俺が言うよ。お前だめだよ」


泰輔「何がだよ」


功一「お前…!…軽い」


泰輔「かるいって笑…俺だって年がら年中チャラいわけじゃねぇぞ?
重たい話は重くできるよ?」


功一「じゃ言ってみろよ」


泰輔「静奈…俺たち…ほんとの兄弟じゃないんだ」



功一「嘘くせぇ…!
最後面白い顔になってたよ、お前」


泰輔「なってねぇよ!」


功一「なってたよぅ!だいたい、そんなの貼ったやつに言われたくないの。
剥がしてもう一回真剣に言ってみ?」


俺がそういうと、素直に冷えピタをはがす泰輔。


泰輔「俺たち…本当のきょうじゃ…あぁ〜!!!」


功一「きょうじゃいになってんじゃん笑全然だめだよ笑」


譲二「俺が言おうか?
俺たち…本当の兄弟じゃ…ないっ…んだ」


いつの間にか帰ってきていた譲二さん。


泰輔「すげぇ…」


譲二「まだ終わってねぇよ!っ…うっ!?」


泰輔「すげぇ…死んじゃったよ…」



チラっと譲二さんが倒れた音でAたちが起きてこないか見てみるけど…そんな気配はなさそうだ。


譲二「若い頃は役者目指してたからね。知ってる?シェイクスピアのハムレット。
やったよ〜……生きるべきかっ…死ぬべきかぁ!?」


また大声を出すもんで上を見てみると…よし、大丈夫だ。


『しっかりしなよあんた!死んじゃだめだよ〜!』


次に来たのはあの客の女。


そういえばこの前、Aがサギって呼ぶって言ってたから…俺もそうしよう。



譲二「たとえ一国が大きく満ちて黙れと言われても!!!」



サギ「あんたが死んだら、私どうすればいいのさ!」


譲二「表へ行け!!!」


泰輔「なんかすげぇ、話かみあってるぞ笑」


功一「やめてやめて。起きちゃうから。お前も帰れよ!」


サギ「ッチ…とんだ邪魔が入ったよ」


そういってサギは大人しく帰って行った。

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作者名:ぽかぽか笑顔 | 作成日時:2017年12月11日 22時

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