【名探偵コナン】探偵たちの鎮魂歌

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園子「蘭!早く」

そう言った園子はもう出口を出ていた。

蘭「あ、うん…Aちゃん?」

ﾊﾟｼっと蘭のIDがついてる方の腕を掴む。

「ら、蘭ねぇ…っ」

そして蘭の腕から手を離し、片方の手を口に当ててしゃがみこむ。

和葉「ちょ、どないしたん!?」

「Aねっ…きもちわるい…」

蘭「えっ!?…ごめん、園子!和葉ちゃん!二人で…「か、和葉ねぇも!」

「い、っしょに居てほしいな…」

和葉ちゃんの手を握り、目を見つめながら言えば…心配そうな表情の和葉ちゃんが頷いた。

園子「いーって!早く医務室に行ってあげな」

蘭「ごめんね!」

蘭の背中に負ぶられて、医務室まで行けばとっくに居る哀たち。

『多分、軽い熱中症だと思いますよ』

「ごめんなさい…」

蘭「いいのよ。それより…どうして和葉ちゃんも一緒に居てほしいの?」

和葉「確かにAちゃんとはようしゃべるけど…」

「えっと…」

元太「そんなの決まってんだろ」

光彦「1人より2人の方が安心だからですよ」

歩美「そうそう!」

『しばらく、休んでいましょ。ついていてもらえますか?』

蘭「勿論です」

「傍に…いてね」

和葉「こりゃあ、コナン君もメロメロなわけや!」

…なんか…悪い気しかない…苦笑

2人の視線から逃れる様に右側を見れば…ﾌｯっと哀が楽しそうに笑っていた。

…哀にやってもらえばよかった!!!!

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