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服部「そうか…星野も人質にとられてるんか…」
コナン「あぁ。Aだけじゃなく、蘭や子供たちもな。
それに、どうやら依頼人は俺の事を工藤新一だと思ってるみてぇだし…」
服部「お前の正体を知ってるちゅうことか!」
コナン「さぁ。それは分からねぇけど…」
服部「おい。まさかお前の体が薬で小さなったってバレたんとちゃうやろなぁ?
例の黒ずくめの…」
服部にそう言われて…なにも返す言葉がない。
コナン「ただ…」
服部「ただ?」
コナン「俺の正体が分かったってことは、当然Aのことも分かるはずだ。
あいつは灰原同様、組織に目をつけられてる」
服部「もし、例の組織にバレたら…」
コナン「あぁ。…あいつらがあぶねぇ」
そう呟いたとき。
警備保障車が横を走った。
服部「おい!」
もしかして…
服部「どないした!」
コナン「目出し帽!拳銃に逃走車車両!!」
服部「そうか!現金輸送車襲撃…」
コナン「あぁ!!」
服部「あれか!奴が言うてたんは…」
コナン「恐らくな」
走って車を追いかけると、輸送車は駐車場へと車を入れていた。
…誰か、あの日ここに居たひとは…
コナン「ちょっといい?」
『なぁに、坊や』
横断歩道を挟んで占いをやってるおばさん。
コナン「あの現金輸送車って襲われたことあるんじゃないの?」
『えぇ、あるわよ。確か…4月の4日じゃなかったかしら」
服部「ここに店構えてるんやったらどうせ警察にも聞かれたんやろ?
俺らにも詳しゅう話してくれへんかな?」
『え、えぇ…ちょうど今頃の時間だったと思うわ__
『動くな、じっとしてろ』
___バァン!
『ほんの一瞬に思えたわ。夢か現実か分からないくらいのねぇ』
服部「手際が良かったちゅうことやな」
コナン「ありがとう、おばさん」
『あ、ちょっと待って!』
歩き出そうとすると、急におばさんは真剣な表情で俺達を呼び止めた。
そして虫眼鏡で俺達の事をじーっと見つめてくる。
『ふーん…うーん…坊やたち。
今日はあんた達の人生の中で最悪の日だわ。家に帰って寝てるんだね』
コナン「…あぁ、そうするよ。
人生で最良の日に変えた後にね」
服部「ほな」
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極・吹雪姫 - そら>私も、、 (2019年5月1日 20時) (レス) id: c4455a25af (このIDを非表示/違反報告)
そら - 修学旅行のやつを書いてほしいです! (2019年3月30日 18時) (レス) id: 95634d9f07 (このIDを非表示/違反報告)
深山菜月(プロフ) - すごく素敵な作品ですね!更新楽しみにしてます! (2019年3月13日 4時) (レス) id: de0671ca73 (このIDを非表示/違反報告)
コトノハ - 次はどの映画なのか楽しみです!!更新楽しみに待ってます!! (2018年6月10日 19時) (レス) id: 516ed03339 (このIDを非表示/違反報告)
美紀 - コナン大好きなのでこの小説最高です (2018年4月29日 10時) (レス) id: 39e38305d9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:コナン専門ですっっす x他1人 | 作成日時:2017年4月4日 0時