【名探偵コナン】探偵たちの鎮魂歌

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ポケットの中で鳴る携帯。

部屋から出てすぐに携帯に出ると…依頼人は驚きの名を口にした。

依頼人「毛利探偵…いや、工藤新一君かな？」

コナン「…!」

依頼人「やはり君か。高校生探偵の工藤新一君。
毛利探偵と一緒に君が来ていたんでびっくりしたよ。ほんとは君にも調査を依頼したかったんだがね。しかし、どうやって連絡をつければいいか分からなかったものでね。
ﾌｯ、解決できなくて警察に駆け込んだか」

コナン「いや、駆け込んだわけじゃない。廃墟になったホテルで毛利探偵が誤認逮捕さ＿＿依頼人「ハハ、正直だな君は」

トイレに駆け込み、蝶ネクタイ型変声期を新一の声に合わせてそう言えば、依頼人はそんなことを言う。

こいつ…知ってたのか?

あそこに刑事が居たこと…

依頼人「まぁいい。っで、ホテルになにがあった?」

コナン「犯罪に使われたと思われる、目出し帽や拳銃を見つけた」

依頼人「ﾌｯ、いいぞ工藤君。
では、第二の本譜だ。夜のカフェテラスへ行ってくれ」

コナン「夜のカフェテラス…?」

依頼人「それがどこか分かるだろ。君ならね」

コナン「事件は必ず俺が解決する!
だから、あいつらのIDを外してくれ!!おい!!聞いてるのか!!」

携帯にそう声をかけても返事がない。

くそ…

依頼人「愛する人を…」

コナン「ん?」

依頼人「愛する人をなくすのがどんなに辛いか…そうならないように頑張ってくれ。工藤君」

そう言った依頼人にﾋﾟｯっと電話を切られた。

何故だ…なぜあいつは俺の正体を…

コナン「…Aのことも…?」

"愛する人を失う"

もし、俺のことを工藤新一だと知っているなら…

いま、ミラクルランドに人質としているAのことも…Aとして…

コナン「あいつは…何者なんだ…?」

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