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story59 ページ20

「コナン君もいたのか……」

高木刑事が驚いた顔でいう。

「にしても入れ替わり立ち替わり、よくもまぁ、毎度毎度探偵が……」

「コナン君は皆勤賞みたいですけどね〜……」

半ば諦めたような表情で呟く、目暮警部と高木刑事。

死亡推定時刻の午後4時半から5時半の間に長時間姿が確認されてないのは、布施さんと円城さんの2人だけらしい。

レコード会社社長の布施さんは今朝からお腹の調子が悪くてトイレにこもってたと説明し、マネージャーの円城さんはホール内を駆け回ってスタッフに指示を出していたと言う。
 
遺体の第一発見者は消防査察に来た消防官だった。あの漫画じみた悲鳴をあげた男だ。
 
 
「怪しいなら彼もそうだ」

布施が梶谷を指差す。
 
「スタッフジャンパーをお金で買ってここに潜り込んでいたんですからね。しかも嫌がらせのような波土のスキャンダル記事を書いていましたからね」

こいつは犯人じゃないだろうな。
布施さんの証言を聞きながら、私はほぼ第六感的なもので、そう確信していた。
一番人を殺しそうなだけに、おそらくミスリードとして作者が登場させている可能性が高そうだ。

あーあ。マジでコナン観ておけばよかった。
 
梶谷がスタッフジャンパーを買ってこのホールに入ったのは午後5時20分頃だったと証言し、円城さんの姿が確認されなかったのが、4時半から4時50分。
布施が5時から5時15分。
 
どうやら3人の内の誰かと誰かが共謀して被害者の首を吊るのは無理だという結論に達したようだ。

これ、いつになったら解放してくれるんだろうか。
いい加減うんざりしかけた私の肩を、そっと温もりが触れた。


「Aさん……?」

「あ、お、沖矢さん」

心配そうにこちらを覗き込んでいる沖矢さんがいた。なんとなく昨晩のことがあるので、気まずくなって目をそらす。

「大丈夫ですか? 顔色が悪いようですけど……」

当たり前だろ!!! 生の死体見たんだぞ!!!

「まあ、それは……多少……私、生の死体なんてみたの初めてですから」

「そうですよね」

沖矢さんは私の隣に腰掛け、そっと背中をさすってくれる。
沖矢さんの大きな手は暖かくて、重く落ち込んでいた心が、少しだけ軽くなった気がした。
何でだろう。沖矢さんは年下のはずなのに。私より落ち着いていて、余裕があって、もっと大きなもので包んでくれそうな、そんな雰囲気をまとっている。

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みそ - 沖矢さんにめっちゃキュンキュンされます…この作品を作って下さって本当にありがとうございます!!9も頑張ってください! (2018年2月12日 0時) (レス) id: f05c3c7162 (このIDを非表示/違反報告)
海星(プロフ) - 百合さん» ありがとうございます!! 頑張って更新します! (2017年12月13日 7時) (レス) id: b25d192faf (このIDを非表示/違反報告)
百合 - すごく面白いです(*^-^*)続きが気になります!頑張って下さい!(*´∀`) (2017年12月12日 23時) (レス) id: 664152f9a6 (このIDを非表示/違反報告)
海星(プロフ) - ムーンさん» 毎日読んでくださりありがとうございます!! 一位なんて嬉しい!! これからも頑張ります! (2017年12月9日 21時) (レス) id: b25d192faf (このIDを非表示/違反報告)
ムーン(プロフ) - 毎日毎日更新されたのを楽しみにしながら見てます!この作品今のところ私の好きな名探偵コナン夢小説1位です!!これからも続編頑張ってください! (2017年12月9日 20時) (レス) id: 257ddb25d6 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:海星 | 作成日時:2017年12月6日 23時

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