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どういうこと?


私はまじまじと沖矢さんを見つめた。


まるで、零さんが警察官で潜入捜査をしてることを、知っているような口ぶりに不安になる。


沖矢さんは、零さんが警察官だってことを知ってるの……?

まさか。


まさか、ね。


「……分かってますよ。安室さんとはきちんと話し合ってるし、私だって覚悟くらいできてます。それでもあの人と一緒にいたいと思ってるんです。
だから、シチューだって、こうやって作ってあげたいんです」


私は零さんの顔を思い出す。

ちょっとでも力になりたいって、いつも思っている。そのためなら、なんだってするつもりだ。危険なんて怖くないし、どんとこいと思っている。


しかし沖矢さんはため息をついて、私の言葉には納得していない素振りをみせた。


それでも沖矢さんは、親切にシチューの作り方を教えてくれた。


「ありがとうございました! 今日は上手くいきそうな気がします!」

「では家まで送りますね」

「いえ、それはほんとに大丈夫ですから。一人で帰ります」

「ダメです。もう夕方ですし。そろそろ外も暗くなるのが早い頃でしょう?」

「い、いやでも……」

「それとも何か送られては不味い理由でも?」


不味いですとも!!!
だって私は今、「零さん」と同棲してるんだから!! 零さんのお家を沖矢さんに勝手に教えるわけにはいかないのだ。


どうしよう。

でも沖矢さんは引き下がってくれそうにないし……こうなったら、適当な場所で下ろしてもらって、歩いて帰るか……?


でもそれだと時間が遅くなってしまいそうだ。

今日は零さん、夕方には帰るって言ってたし…………ん?


そこで私は、唐突に、最も大事な事実を思い出した。


れ、零さん、夕方には帰るって言ってた!!!


慌ててスマホの時計を確認しようと画面を開いたら、ホーム画面に連なる零さんからの不在着信とメール。


さぁー、と顔が青くなっていくのを感じる。


「どうしかしましたか?」

「あ、う………やべ」


この前、たまたまマナーモードにしてたやつを、解除するの忘れてた!

ど、どうしよう……と、とりあえず連絡しなくちゃ、だよね?


やばいな、これは絶対に怒られるぞ……。



そう思いつつ、沖矢さんに「静かにしててくださいね!」と懇願して、零さんに電話をかけ直した。


数コールもしないうちに、電話を取る音がする。



「あ、れいさ…」


『どこで何やってるんだ!!!!???』

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mei(プロフ) - 素敵すぎる…!!!胸キュンしすぎて苦しい状況に陥っています。どうしましょう。 (2022年5月5日 3時) (レス) @page46 id: b5f626851a (このIDを非表示/違反報告)
やっち(プロフ) - 甘々零さん、ごちそうさまです。私もそんなふうに思われたい! (2022年4月21日 17時) (レス) @page46 id: aabe067d77 (このIDを非表示/違反報告)
belle(プロフ) - この作品を何度読み返したことか…海星さんの書く零さん好きすぎます。また書いていただけませんか?是非読みたいです (2022年4月21日 0時) (レス) @page46 id: a2ba23688b (このIDを非表示/違反報告)
推しが尊いマン(プロフ) - はあああああ番外編最高かよおおおおおおお甘々じゃねえかよおおお最高ありがとうございます (2021年1月11日 15時) (レス) id: ae253cfa81 (このIDを非表示/違反報告)
柘榴(プロフ) - めちゃくちゃキュンキュンして一気に読んでしまいました!景光と零と夢主が夢の中で3人で会話してるの見たいです!更新待ってます! (2020年3月19日 19時) (レス) id: 2a4d2a700d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:海星 | 作成日時:2018年6月15日 16時

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