ラピスラズリ8

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「ちょっとだけポコってなってる」

自然と笑みが出てくるもので

「あと3ヶ月頑張ろ、、べびちゃん」

髪の毛を乾かして
バスローブからルームウェアに着替えて

「ぇ……だれ？」

ソファに座ってた女の人が振り向く

美里:やほ！

「美里さん？！」

美里:Aのヘアメイクしに来た笑

「ぇ？」

美里:いいから、早く！

意味もわからずヘアメイクをされ

「どこに向かってるの？」

美里:私の部屋

「……勇人は？？」

美里:どっか行った！

「ぇ、なんでドレス」

美里:ここ、チャペルあるから
ゼクシィの撮影

「……なんでゼクシィ？」

美里:マネージャーからもう仕事ないって言われたんでしょ？

「うん」

美里:あのバカ……ゼクシィで最後

「……。」

美里:カラードレスから行くから
まずそのブルーね！

ふあふあのプリンセスラインのドレス

美里:おけ！

ティアラやら装飾品もつけて
最上階へ


美里:プロポーズされたらゼクシィ

「もうしてる」

美里:ちなみにそのティアラ、ハリーウィンストン

「…もー」

美里:勇人に買って？って言ったら？笑

「使いどころがないよ」

美里:じゃあしばらく撮影頑張って


ほんとに撮影隊の人がいて
チャペルみたいなところで撮ったり
屋外プールで撮影したり


夏も終わって秋に向かってるこの空に
大きな花火があがる

「わ……花火」

勇人:シンデレラになった気分はどうですか？

「勇人！…まさか」

勇人:今年は……シンデレラ城の前で
プロポーズやったっけ？

「……撮影は？」

勇人:俺の携帯アルバムに入るかな笑

「……恥ずかしい///」

勇人:今シンデレラ城あいてないんやって
せめてドレスは着せてあげよう思ってな

「ハリーウィンストン」

勇人:レンタル……笑
ティアラとネックレスは

「ぇ、ピアスは？」

勇人:誕生日プレゼント
今まで夏らしいことなんもしてへんし
花火大会とかも行けたことないし
今年はプチ花火大会が誕プレ

ライトアップされて
屋台やらが沢山ならんでる

勇人:大阪の方がこーいうのやりやすいねん
ドレスも綺麗やけど、、浴衣姿みたい

抱きしめられてた身体が離れて
勇人の方をむくと浴衣姿で

「似合うね、浴衣」

勇人:もっと言ってや笑

「カッコイイ」

ぎゅ、と抱きつきに行くと
やんわり抱きしめられて

勇人:いつになったらプロポーズ出来るんやろな？

「もう十分だよ……」

勇人:笑

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