#9 , ページ11
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北「ふふ、また驚かせた？」
「ちょっとね、(笑)」
北「…何かあった？」
「みふゆがちょっと…、いや、なんでもない、来たんだね」
北「来たよ。ちょっと歩こ？」
「みんな謎のイケメンだって言ってるよ」
北「Aの方が謎だよ、深い悲しみがある」
「そうかな、」
北「初めて会った時のこと思い出す、墓地でさ、」
「正確には男子トイレ、」
「この話はパーティー向きじゃないよ」
北「パーティー向きは苦手」
「…3ヶ月ちょっと前にね、両親が運転する車が橋から落ちたの
私は後ろに座ってて助かったけど、それだけの話 。」
北「… 悲しみはいつか消えるよ、」
北「みふゆとは仲良いね」
「大親友だから」
北「槇村くん？はずっとAの事見てる」
「幼馴染なんだけど付き合ってみたの、それ以上の関係になれるか知りたくて、でも両親が亡くなって全部変わった」
北「愛してた？」
「好きだったけどそれ以上はあまり、」
北「……」
「…ねえ、ちょっと目が赤いけど」
北「あっ、何でもないよ、ちょっと飲み物持ってくるね」
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葵「人探し？」
「あ、うん、まぁ」
葵「別れる時、Aは1人になりたいって言ったけどもう別の男がいるね」
「違うの」
葵「気にしてない、けどまだ諦めてないよ」
「え、ちょっと、」
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作者名：NOAH | 作成日時：2022年9月16日 7時
