塩キャラメル系女子 （ jw ） ２

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Side,桐山


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大人になれ、素直になれ。 俺。





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桐山「 ……なあ 」





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勇気をだして振り絞ったひとことは、心なしか震えていた




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『 桐山さん。………隣、座ります？ 』


桐山「 あ、おん…失礼、します 」




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何が失礼しますや、ちゃうやろ！謝れ！俺！！





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桐山「 あのさ、 」


『 桐山さん！！ 』


桐山「 あ、はい！ 」




俺の言葉を遮って、いきなり大きく俺を呼ぶから、条件反射で返事をしてしまった





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『 ……ごめんなさい。 失礼なこと言った上に、殴ったりして。 』





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なんで、お前が謝んねん


謝らなあかんのは、俺の方やろ





反省しているのか、悲しそうに俯く篠原の頬は、痛々しく腫れていた






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桐山「 …ちゃう。 悪いんは俺やん

お前のこと、理由もなしに避けたり、嫌ったりして。



篠原が誰よりも頑張ってたん、ほんまはわかってた

ごめん、ほんまに、ごめん。 」





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そう言いながら、赤い頬に手を伸ばすと、


篠原は一瞬だけ顔を歪めたあと、とても柔らかく微笑んだ





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『 桐山さん、…ありがとうございます 』


桐山「 なにが(笑)

…その、桐山 さん っての、やめよ。 ……距離、感じるわ 」


『 え！…ふふ、なら桐山くんも、篠原ってのやめましょ 』


桐山「 ん…A、(笑) 」





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はじめて、彼女の名前を呼ぶと、



俺が見てきたどんな笑顔よりも素敵な笑顔で、彼女は笑った





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年齢差とか関係無しに、俺は多分







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この頃からAに恋をしてたんやと、思う

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