10話 それはきっと美味しくて ページ10
⋆͛✩*॰¨̮
目の前にはキラキラ光るお料理。
大きな机いっぱいに並べてあるそれはAにとって別世界のようなごちそうだった
『すっごぉ…』
「Aなにしとん？こっちこいや」
そう言ってゾムは空いている隣の席をぽんぽんと叩く、ここに座れ、そんな簡単なこともAは理解できないのかゾムの席の斜め後ろの地面に座った
「はぁｯ？」
『…ｯはぁ？』
席に座った状態でゾムはAを睨んだ
一方Aはなにが癪に触ったのか分からないという顔でゾムを睨み返した
「ここに座れって言ったよな？」
『……ぁ、え？なんで？』
ますます話が噛み合わない、それもそうだ
Aは"誰か"と食事をとったことが子どもの頃以外無いのだ
食べることは嫌いじゃなかった
だがいつからだろう物が喉を通らなくなったのは
Aは純粋にこれは自分に与えられた護衛という仕事なのだと考えていたのだ
今までがそうだったから
すごいとは思う、でもそれは美味しそうという意味ではない
「ｸｯﾊﾊｯそいつゾムの食害のこと知っとるんちゃんｯ？」
食害？なんじゃそりゃ。
特徴的な笑い方と大きな声
つんつんした金髪の彼はおかしそうにそう言った
(小さい頃は食べることが1番好きだったのに)
(誰かと食事をするなんてもう縁のないことだろう？)
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春千瑠 - 哀しいなぁ (2023年3月16日 13時) (
レス) @page50 id: 6c259301f0 (このIDを非表示/違反報告)
零(プロフ) - 続きが速く見たいです! (2022年12月17日 16時) (レス) @page50 id: 730adcd2c0 (このIDを非表示/違反報告)
グロウ(プロフ) - 更新，待ってますね。主様のペースで頑張ってください。 (2022年5月7日 23時) (レス) id: c8247b5933 (このIDを非表示/違反報告)
グロウ(プロフ) - 更新ありがとうございます，久しぶりに見に来たら更新されていて嬉しいです！ (2021年6月24日 23時) (レス) id: c8247b5933 (このIDを非表示/違反報告)
愛月咲良(プロフ) - この夢主君は凄く純粋で、優しくて、人を○すのは悪い事なのかは分かりません。ただ法律で禁止されているから、人を○すのは狂ってるなんておかしいのかなって思いました。善意でやったことが人に恐れられて凄く辛いんだろうなとも勝手な想像をしてしまいました… (2021年5月22日 3時) (レス) id: 4a6d894003 (このIDを非表示/違反報告)
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