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目が覚めると、背中に温もりも感じる
振り向こうとするが、白い腕にがっちりホールドされていて
『やましょーっ!』
「、、んんっ〜」
『やましょー起きて!』
そう言っても抱きしめる力を強めるばかり
『やましょ、力強いってばっ!』
「、、んん、」
『やましょー?』
「、、、、、おはよ」
『おはよ笑』
全然目開いてないし笑
『今日は?仕事』
「ある、起きなきゃ」
「、、やべ、支度しないと」
時計を見ると慌てて起きたやましょー
まだ6:00なのに、忙しいのかな?
すると、着替えてすぐ
「行ってきます!あ、何かあったら連絡して!」
と言い出ていった
、、あれ?連絡先交換したっけ?
と思いスマホを見てみると
LINEの新しい友達にやましょーが追加されていた
勝手に入れやがったな
と思いつつも、少し嬉しかった。
LINEの友達全然いないしね
7:00になりやましょーの家を出る
鍵をかけてポストに入れておく
7:00はお母さんの出勤時間
お父さんはもっと早くに家を出てる
一応家の裏から回り、車がないことを確認する
そして鍵を使って中に入る
中に入れば、家は散らかり放題だった
昨日、お父さんが酔っ払って帰ってきたんだろう
食器やらなんやらの破片が散らばっていて
『、危なっ』
破片を踏まないように歩き階段をのぼり自室に行く
自分の勉強机の上には1枚のメモ
" どこにいるのか分からないけど、
もし帰ってきててこのメモを読んだなら返事をください
Aが無事かどうかだけ教えてください "
と お母さんの字で書かれていた
私は空いているスペースに
" 心配してくれてありがとう、私は大丈夫です
だけど、お父さんがいる限りこの家に戻ることは無いと思います "
とつけ足して、自室を出る
そして家から学校に向かう
お母さんは心配してくれてるんだ
と少しだけ嬉しかった
あのメモがどうかお父さんの目に付きませんように
と願いながら学校に向かう
教室に入り自分の席に着く
学校にいても誰かと話すことはほとんどない
授業中もだいたい寝てるし
休み時間も寝てる
話しかけられたくない
いつから人との距離を置くようになったんだろう
小学生の時は休み時間に校庭に出て友達とよく遊んだのに
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イリ(プロフ) - しゅうさん» そう言っていただけて嬉しいです(;_;) (2019年10月1日 22時) (レス) id: 52f267babb (このIDを非表示/違反報告)
しゅう(プロフ) - もうこのお話が好きすぎて高評価何回押しても足りません!!もう一個高評価ボタン作ってくださいT_T (2019年9月30日 22時) (レス) id: b750fc9954 (このIDを非表示/違反報告)
イリ(プロフ) - Rinaさん» そう言っていただけて嬉しいです(;_;) (2019年9月23日 12時) (レス) id: 06656f2bcf (このIDを非表示/違反報告)
Rina(プロフ) - やましょーのお話少ないので嬉しいです( ; ; ) (2019年9月23日 11時) (レス) id: fb5f3f1398 (このIDを非表示/違反報告)
イリ(プロフ) - @knさん» 今のところ新しく作る予定は無いですが、短編集2つ更新中ですのでやましょさんのお話をリクエストしてくれれば書きます!! (2019年9月23日 6時) (レス) id: 52f267babb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:イリ | 作成日時:2019年9月20日 19時