温 も り ヲ .

26 ページ26

…



彰吾 side





「おう、じゃあな」





事務所を出て行くAと翔吾を見送る



、、行っちゃったか笑



まあ、翔吾のところに行くのが正解なんだろうけどね



なんて思いながら事務所の出口を眺めていると




陣「俺、やましょーに聞きたいことしかないねんけど」





「Aの事でですか？」





陣「うん、どこであったん？ってかいつからやましょーの家におったん」





「割と事務所近くの路地裏的なところですね、2週間前くらいからだと思いますよ」





陣「そうなんや、意外と長くおったんや」





「ってか陣さんAのこと知ってたんですね」




陣「ああ、俺と翔吾が大阪校出身やからな、翔吾のお迎えの時たまにAが来てたんよ」




「なるほど」





陣「やましょーが女の子保護しとるって言ってきた時にさ、もしかしたらって思っとったん」





陣「Aの可能性あるんやないかって」




、、だから、俺が陣さんに相談した時に少し悩んでいるような表情を見せたのか





陣「翔吾も良かったなぁ、」





陣「RAMPAGEの候補生になって、上京してきてからずっとAと会えるかなって言い続けとったからな」



「そうだったんすね」





陣さんも嬉しそうな顔してて




Aは周りの人からちゃんと愛されてるんだよ




って、






今更遅いか笑






『ありがとう』



そういったA。




俺もお前には感謝しかしとらんよって









.






陣さんとしばらく話をして事務所を出た。





Aと会った所を通る道をあるく




少し遠回りだけど、最近はずっとこの道を通ってる




まあ、もう隣にAはおらんけど







.

27→←25

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す