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紫耀「 よし！これで全部だね 」
「 ほんとにありがとうございます…！ 」
名前事件(？)の後に俺も拾うの手伝うと言ってきてくれたひ…紫耀さん。
私が悪いから1人でやります！と一度は断ったんだけど、
紫耀「 俺も前見てなかったし、お互い様ってことで手伝うよ！ 」
って紫耀さんは引かないし、一足先に近くにあったプリントを拾うから、結局手伝ってもらっちゃいました。
そのおかげで、約10分後には、ぶちまける前と同じような状況に戻っていました、ぱちぱち。
あとは職員室に運ぶだけ。ちょっと重たいけど、いけるはず。
そう思って資料を見つめていると、
紫耀「 じゃ、行こっか 」
と言い、先輩は、サッと資料を全部手に持った。
まるで軽いものかのように持つ紫耀さんに驚く。
一個上の男の人って私とこんなに力違うんだっけ。
私、よろよろしながら持っていたのに、そんな様子が全く見えない。
すごいな だなんてぼーっと眺めていると、紫耀さんが
「 職員室でいいんだっけ？ 」と言うからハッとする。
違う！そうじゃなくて！！
「 私一人で持てます！職員室まで！ 」
流石に紫耀さんに悪いと、少し背伸びをして先輩が持っている資料全部を手に持つ。
手に持つ…というか、奪い取るような形になっちゃって、その衝動でフラついたけどなんとか踏ん張る。
大丈夫！職員室はすぐそこ！
紫耀「 あー、ほら、前見えてないじゃん！(笑) 」
「 こうやってやれば…！ほら！みえますよ！ 」
横からチラリとのぞけば、紫耀さんはそれは見えてないって言うの！と言う。
でもこれは私にとって見えてるに入るんです！
なんて言い合う。
お互い一歩も引かずに少しの間そうしていたんだけど、
紫耀さんは、急に「 心配だから 」と言って、私から資料を取ろうとして。
それと同時に紫耀さんの手が私の手に触れて、少し驚いて一歩後ろに下がった時。
『 あー！紫耀！ここにおったん？！ 』
階段を下る音が聞こえたかと思うと、止まった足音。
その人はどうやら紫耀さんに用があるようで、ほんまに探したわ！と少し怒ってる(？)ような声。
その少し甲高い声と関西弁だけに、私はすぐ廉先輩だとわかった。
『 教室で先生待ってんで、補習あるのにどっか行くから 』
紫耀さんのお母さんみたいに廉先輩は言うから少し笑ってしまった。
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ゆあ - いつも楽しく読ませていただいてます！もし良かったらこの作品の続編のパスワード教えて欲しいです🙇🏻՞ (2023年1月1日 10時) (
レス) id: c917ddcad6 (このIDを非表示/違反報告)
わたあめ - さやかさん» コメントありがとうございます！！（ ; ; ）今頑張って書いてるのでそうやって言ってもらえて嬉しいです！待っててください＾＾ (2021年8月9日 21時) (レス) id: a5532fa5cd (このIDを非表示/違反報告)
さやか(プロフ) - いつも楽しみに小説拝見しています。いいところで終わってて続きが気になります(uωu*)また更新楽しみにしてますね。 (2021年8月9日 19時) (レス) id: e82f003a63 (このIDを非表示/違反報告)
わたあめ - かいとんさん» コメントありがとうございます！涙 需要ありすぎ嬉しいです！！これからも読んでくださると嬉しいです泣 (2021年7月18日 15時) (レス) id: 8fc5baeb14 (このIDを非表示/違反報告)
かいとん - コメント失礼します。素敵できゅんきゅんするお話ですね！しょうれんのふたりとか、需要ありすぎですよ！（きしかい担)これからも頑張ってください！ (2021年7月18日 7時) (レス) id: fb912074b2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：わたあめ | 作成日時：2021年7月13日 20時
