《時渡編》 ページ6
夜になった
晩御飯を作ろうと思い、調理器具を出す
傷ついたポケモンを護っていたポケモンたちにも、おつかれさまの意を込めて振る舞おうと思った
木のみをたくさん取ってきてくれたから、全員分作れそうだ
なんならおやつも作れそうだ
ほのおタイプのポケモンがいるからその子にも協力してもらおう
人間の器具をあまり出さない方がいい
自然を汚してしまいそうで怖いんだ
「できたよ、みんな」
作ったのはシチューとカレー、きのみ入りのパン
それとおやつとしてきのみ入りのカップケーキ、マカロン、何も味付けしてない切ったもの
人間好みのものを食べてくれるか不安だったけど、みんな美味しそうに食べてくれた
調理器具をしまって、バスケットにパンとおやつをはめた
好きなだけ食べて欲しいから、バスケットは出したまま
みんなイーブイと仲良くなっていて、木の幹にもたれてカップケーキを食べながら遊んでいるのを眺めていた
リングマが近寄ってきて、パンを食べながら私の横に座った
嬉しくなって頭を撫でると、照れた
可愛い
リングマの股の間に座らせてもらった
森の中は冬でなくとも寒くなるんだけど、リングマが暖かくて全然感じなかった
いつの間にか寝ていたようで、朝起きてバラバラに遊んでいたみんなが一箇所に集まっているのを見て心が温かくなった
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作者名:重刄 | 作成日時:2019年10月29日 16時