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《時渡編》 ページ12
あの後も少し会話をして、完全に進化したくないというわけでもなく、昨日はいきなりだったし私のことも気にしてくれていたということがわかった
夜を明かし、翌日
オドシシに森の外に出て包帯とキズぐすりを買うがてら、石屋さんと図書館に寄らせてもらうことにした
ここに石屋があって良かった
なかったら探しに旅に出なきゃいけない
「ここだよ、オドシシ」
キズぐすりを買った後、石屋さんへ
初めての場所に、初めてキズぐすりを買った時のように少し警戒をしている
私から入り、店の中で外にいるオドシシを手招き
そっと入ってきたオドシシは、完全に店の中に入ってようやく少し警戒が解けた
残りの警戒は店を出て、森に入ったら消えるんだろうな、なんて思いながら店主に話しかける
「あの、かわらずの石をイーブイに渡したいのですが」
進化したくなるその時まで、イーブイが苦しまないように
そんな理由でかわらずの石をイーブイのサイズに加工してもらい、ペンダントにした
銀色のチェーンを首元のフサフサが覆う
でも石のところはちゃんと外に出てる
銀色の輪っかにまるく削られた石がはめられている
ありがとうございましたとお礼を言い、最後の目的地、図書館へ
ここではイーブイの進化後を見ていた
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作者名：重刄 | 作成日時：2019年10月29日 16時
