▼ 呪術高専に愛され狙いが出現した【呪術廻戦】

夢幻の狭間 ページ37

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「A」



「オワッ！！」





肩を叩かれた。
何故か分からないが物凄くびっくりして振り返る。



あれ？



「こんな時にボーッとしてんじゃないの。内申点にモロ影響するよ？」

「どちら様でしょうか」

「皆様ご存知グッドルッキングガイごじょ」



「もしもしポリスメン？」



「せめて最後まで聞いて」



アッサリ取られた我がスマホ。

蒼の双眼を持つ背の高いイケメソ不審者は私のスマホを天高く掲げ、嫌味ったらしく「ほれほれ」なんて言ってくる。


迷わず膝を狙って強烈なキック。しかし感触がイマイチ。



おっとこれは「無下限術式」とやら。





「なんだ、五条先生か」

「「みんな大好き」が抜けてるよ」

「みんなあんまり尊敬してない五条先生か」

「シンプルに心に刺さるからやめて」



んでなんなんだ。なんで急に五条先生？
交流会の真っ最中だろと思った時、ハッとした。



思い出した！！！





「ご、五条先生！！！美月さんは！！！？」

「え？」



「いやそんなわざとらしい上目遣いなんて今はただ死ね二度と生まれ落ちるなとしか思わないから美月さんは！？私と一緒にいた美月莉里さん！！」



「そこまで言う？」



拗ねんな拗ねんな！！
今は私の質問に答えろクソ幼児アラサー五条！！！





「てか美月って誰？」

「は？」







「君はずっと、一人で行動していた筈だろ？」







アラサーはきっと記憶力がバブゥになったんだな。



何度も聞いたが「知らん」との回答。



「というか特級呪霊いたのに君」

「今はそんな事に構ってられません！！」

「特級呪霊相手に「そんな事」って言い切れるの学生の中で君くらいだと思うよ」



僕は言い切れるけど、とかなんとか言ってる五条先生を無視して駆け出した。



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