▼ 呪術高専に愛され狙いが出現した【呪術廻戦】

だってもゼネストもない ページ4

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哀れ棘くん。

嫌なのか何なのか、彼女が顔を近付け話しかけるたびに首を振って「はまち」と答えてる。


おにぎりの語彙超えちゃったよ。



「というか腕切られて血が出てんならすぐ硝子さんとこ行きゃ良いのに」

「僕もそう思ったんだけど「Aセンパイが断罪されるところをこの目で確認するまで行きません！」って言って聞かないの」

「なんでそんな殺意高めなの」



センパイがタコ殴りにされるところを君は望んで見たいと言うの？

おかしいな、そんな恨み買うようなことしたっけ。



「とりあえず五条先生、もうそろそろ棘くんと交代してあげてください」

「どういうシステムなの？」

「顔が良けりゃあの子は誰でも喜ぶはず」



ぐいぐい五条先生の背を押した。
そもそも先生が何の対応もしてくれないからだろ。

そしたらすぐ美月さんは五条先生にくっ付いた。あのオナモミ生命力強いな。



解放された棘くんがなぜか私に向かって突進してきて渾身の頭突きを顎に食らった。

あまりの痛みにちょっとだけ泣いた。


棘くんもちょっと泣いてた。君の涙はどういう感情から生まれたものなの。



あと彼の腕にめちゃくちゃサブイボが立ってた。



「んで、Aは一体何したんだよアイツに。メンドクセーからさっさと土下座でもして謝ってこいよ」

「私にもプライドがあるんでそう安安と頭を下げるなんて出来ない。況してや冤罪だ。私は何もやってない」



「前に伏黒の真後ろですっ転んだ時アイツのズボン掴んでパンツ剥き出しにしたあと土下座してたじゃん」



「罪悪感の規模を考えろ」



黒のボクサータイプのイカした下着でした。
持て囃したらしばらくの間幽霊みたいな扱いされた。





「そもそもおかしいだろ、お前がアイツに殺意でも何でも悪意を抱いてカッターで切りかかったんならあんな怪我だけで済む訳ねーじゃん。
お前のそのバ怪力で襲い掛かったんなら掠っただけでも腕一本持ってくこと位出来んのに、何であんなカスみたいな傷なんだよ」



「あーあーあーあ。マキさーん」

「しゃ〜け」

「そんなマジレス駄目じゃん真希〜」

「しゃ〜け」

「そういうの分かってて戯れてたのにマキさんってば〜」

「しゃ〜〜け」





「お前ら全員一列に並べ。一人ずつ丁寧に殺してやる」





薙刀をブン！！！とマキさん。

まだまだ遊び心が足りないね。



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