私、やっぱり悟お坊ちゃまの専属メイドです！【呪術廻戦】

第98話「ホウレンソウ」 ページ14

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前日に事務員さんたちへの挨拶もそこそこに済ませた。
本日から私メイド、高専の一用務員さんとして頑張ります。



そして朝。普通に無遠慮に瞬間移動で部屋に侵入してきた悟お坊ちゃまにハチャメチャに揺り起こされ目が覚めた。

ああこれが意趣返しかと。昔君にやってたことをやり返された。確かにこれは殺しても良いやってなるわ。メリーゴーランドに乗ってた夢が奈落の底に突き落とされた夢に変貌したんよ。



そして内容は忙しいらしい(仮)悟お坊ちゃまに代わり、事務員の優しそうなお姉さんが対応してくれた。

いやでも目は最初だけ私の隣にいた悟お坊ちゃまにチラチラ向けられてたけど。私相手ですよねお姉さん。悟お坊ちゃまも人の目引きつけ過ぎなんだよ、如月アテンションか。





「じゃあA。僕忙しいからあとは事務員さんたちに教えてもらって」

「なんか君の言ってる事とやってる事が乖離してますがな」

「おっ難しい言葉知ってんね〜エライエライ」

「話逸らすな子供扱いすんな、我19ぞ！！！」

「9個下のガキンチョ、聞け。確かに僕は忙しいし君を連れ歩く日はまあまあ減るけど、それでも一応マーキングは施したから安心して」

「？ま？マ？」

「マーキング。つまり印。とりあえずこれ連絡用スマホ、何かあれば即連絡。ホウレンソウは基本ね」

「ほうれん草……お浸し……」

「報告連絡相談。怠るなよ。それと、僕が一緒にいる時以外は校内から外へ一切出るな」

「エッ………」

「必要なものは大体揃ってるから出てく必要も無いんだけどね」



もう頭が爆発しそうなんだけど。これ1日目だよ？
狂ってない？



「全部メモ取っといて。最悪マジで外に出て行きたい用があるなら僕に言って。代わりの奴とくっ付けるから」

「……なんでそんな厳重警備みたいな感じなん？」



「最強である僕の側に君みたいな得体の知れない呪力も持たない女がいるって情報が恐らく敵対してる呪霊達に広まったからね。外出た瞬間狙われて捕まったら最後散々甚振られてボロ雑巾にされた後にダルマにされて良ければ人質、最悪そのまま殺されるよ」

「ギャアやばい！！！出てかない！！君の盾になるのは良いけど敵の弾除けにされるのは勘弁！！！」

「つまり？」

「インドア生活バンザイ！！！」



そして昔の君と大逆転しちゃった！！
散々チビ時代の君にインドアインドアって馬鹿にしちゃってすみませんでした！！



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