「オシャ全開でやってやろう」 ページ26
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「オシャメイド、髪の手入れを怠っているな」
「怠りまくりだな」
たま〜にびよ〜んと寝癖立ってたりするけど朝気合いで直してたりするわ。無論力技で。
目の前で背景をキラキラ輝かせながらこちらを見つめてるようで鏡に映る自身を見つめてる来訪者は蟻生。お前ホントそういうとこブレないよな。
「しかし流石は女性と言ったところか、それでも多少のキューティクルは保たれているな」
「え、そう？自分的には微妙だと思うけど」
「オシャメイド、お前の髪に触れても良いだろうか」
「良いよ」
わざわざ許可取ってくれんだな。
蟻生はこちらに歩み寄りいつもは結んでいるが今日は下ろしてある髪にそっと触れた。
「ふむ」
「バサバサでしょ。お前で言う「ノットオシャ」ってやつだ」
「そうだな。千切豹馬の素晴らしさには劣る」
「あのキューティクル凄いよな」
「だがこの 俺 に掛かればその悩み、動作も無く解決出来るぞ」
「あれこれいつの間に私の悩み相談みたいになってる？」
「別に髪のことで悩んでないけど」と伝えるも蟻生は構わず私の髪を優しく弄り続けている。まあそういう性癖かもしれないしそっとしとこと前を見てたら「借りるぞ」と蟻生が一言。
「何を、え？マジ何しようとしてるの」
髪を櫛で解かれている。え？なんか美容院みたいな感じになってない？
「オシャメイド、お前の髪をアレンジさせてくれ」
「良いけど自分のでやれば？」
「女性の髪で試してみたい」
「ええ……いや絶対ツインテールはヤバいって」
両耳の上で蟻生の手により髪が束ねられたので横を見て鏡で確認してみる。幼稚園児みたいになってるから止めてほしい。
「普通は面白く無いな、やるなら派手に、オシャ全開でやってやろう」
「いや普通で良いから」
いつもは適当に結んだ団子をシニヨンキャップで隠してる。
因みに不乱蔦さんはその日によって髪型が変わり(日替わり定食みたい)、大体は可愛いカチューシャ姿である。
「そういや不乱蔦さんってどう？元気？」
「元気だな、お前と言うストッパーが居ない故 俺 たちに所構わずベタベタくっ付いてたりするぞ」
「そういう植物性のベタベタ系元気は要らねえよな〜」
あ〜〜やっぱりな。
あ〜〜〜そりゃ私居なきゃ独擅場になるよな。
「迷惑とか」
「掛かりまくりだな」
「ゴメン」
「お前の力不足を責めてる訳ではない」
力不足っつってるじゃねえかよ。
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シナモン - とても面白かったです‼士道最高でした‼ (11月23日 10時) (
レス) @page36 id: 8b3e9c667d (このIDを非表示/違反報告)
華(プロフ) - いつまでも応援してます (10月28日 18時) (レス) id: 76125fe83b (このIDを非表示/違反報告)
あ(プロフ) - 面白かったです！！すごく！文才を感じました！ 是非また更新してくださると嬉しいです！！ 応援してます！ (7月27日 1時) (レス) @page36 id: c33439ae2b (このIDを非表示/違反報告)
羽鶴(プロフ) - もしかして更新終了してしまいましたか…？ (6月23日 23時) (レス) @page36 id: fcd2bda98b (このIDを非表示/違反報告)
ペペのん - え……お…終わり!?でも､この作品とっても面白かったです!! (6月23日 18時) (レス) @page36 id: 97854132f4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Nny。
| 作者ホームページ：
作成日時：2023年3月23日 0時
