【そんなしょうもねー事はさて置き】 ページ47
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「別に辞めたいって言ってない。続ける意味が無いだけ」
そう呟く。
別にお前らみたいに推薦されたとかでも無いし、マネージャーとして選手たちを支えたいとか立派な志も動機も無い。
「お金が欲しかった」から来ただけ。
時給が良かったから応募してみたら運良く受かっただけ。
頭が痛い。
「君らからすごいサッカー選手が生まれたんなら凄いと思うし祝福するけど、所詮他人だろ。最初から応援してたのは凛だけだ」
冴の弟で、「幼馴染」だから。
離れてしまったとしても遠くから応援したいとは思ってる。
凛は呆れてるのか何も言わない。見てないから知らないけど。
「もうどうだって良い。……クビにするならさっさとしてほしい」
頭が痛い。
なんだかもう疲れた。
「Aちゃん、生/理中だったりする？」
「……2日目」
「ッハハ、普通教えねえだろそーゆうの」
だりぃ。
こんな中途半端な存在になるくらいだったら男として生まれたかったって思ってる。
「クビになりてぇんなら俺の首絞めてみたら？」
「俺、アンタの初めて全部奪っておきたいんだわ」とほざいた士道。片手で顔を覆いでっかい溜息を吐き出し、指の隙間から見下ろす。
「私の知らねえところで勝手に野垂れ死んどけよ」
お前のぬるい自己満に付き合わせんじゃねえよ。……と思ったけどその案はアリかもしれない。
私のお腹に手を当ててた士道の手を掴んだ。
大きな手。手だったら良いかな。
「借りるわ、士道」
＿＿＿＿“私”を終わらせる為の犠牲となってくれ。
士道の手首を両手で握り、何かを察した選手たちが私に向かって駆け出すのを横目に見ながら、力を込めて士道の腕の骨をへし折ろうとした時、それは起きた。
「ぅアッ！！」
身体中に走った電流。
バチッッ！！と駆け巡る稲妻のような衝撃。
何が起きたのか分からず、崩れ落ちた身体が地面にぶつかる前に咄嗟に手で支えた。
＿＿＿＿何だ、何が起きた？
【やあやあ休憩中失礼、才能の原石共よ。
それと、A】
スピーカーから呑気な声が聞こえてきた。
てか、え？何？今のなに？
「でっかい静電気……？」
【Aちゃん、初めてまともにダメージ食らって脳揺らされた所為で今は5歳児くらいの知能なんだからお口チャックしてた方がいいよー】
は？
「殺すわ」
【まあそんなしょうもねー事はさて置き】
殺す。
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サキ - Ich mag dich じゃなくてich liebe dich です！後は大体あってますけどich mag とich liebe は若干意味が違うので👾気を悪くさせたらすいません🥲 (2023年3月30日 0時) (
レス) @page37 id: 1baf0b6a1a (このIDを非表示/違反報告)
ひっぴー - カイザーが最後に言ったドイツ語の文章翻訳したら「面白い…答えます、約束します。」って出たんだがどういうこっちゃ。あ、応援してます！ (2023年3月24日 16時) (レス) id: a528653d7b (このIDを非表示/違反報告)
紅 - とっても面白いです!!続き楽しみにしてます! (2023年3月19日 19時) (レス) @page50 id: b3496c9ef0 (このIDを非表示/違反報告)
融点(プロフ) - 第1部とても面白かったです。士道とカイザー推しなのでNnyさんと一緒でした👏🏻恋愛に発展しないのも込みで本当に私好みでしか無かったです。第2部楽しみにしてます。 (2023年3月13日 23時) (レス) @page50 id: 6f6f2e1e89 (このIDを非表示/違反報告)
羽鶴(プロフ) - 爪楊枝さん» 本当。もう癖になっちゃって自分の更新サボって何回も読んじゃう。二桁行ったのでこれからも読み続ける！(読んだ回数が） (2023年3月13日 19時) (レス) @page50 id: fcd2bda98b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Nny。
| 作者ホームページ：
作成日時：2023年2月6日 20時
