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「ほっぺにキスをするのは家族だけだぞ。いいな?」
ふと親友に一度キスしたときにいった言葉をにーちゃんは再度俺にいう。どうしたのかな。
『?うん。わかってるよ。』
「...口にキスするのは?」
なんか、今日のにーちゃんはちょっとおかしいや。
口にキスするのはきっと大好きな人。そう思い答える。
『大好きな人?』
「...お前はにーちゃんのこと好きか?」
『大好き!!』
「じゃあ、それは口にキスできるくら___あ、いや。何でもないんだ。忘れろ 忘れろ。」
?口にキスするのは大好きな人ならにーちゃんのこと大好きな俺はにーちゃんとちゅーできるよ。
なんだかできないと言われているようで、なんだかやだ。
さっき自分で言ったことに照れているのかほっぺたを赤く染めたにーちゃん。そのほっぺたにキスをする。
『ちゅ。』
「?なんだ、A...あ、え...?!」
ほっぺた、おでこ、そのあとに口にキスを。
ポカンとしているにーちゃんの唇をペロペロなめる。なんか犬になった気分。
「ちょ、ちょちょっとまて!ストップ ストップ!」
『俺はキスできるよ。にーちゃんと。』
そのあと困ったような眉になってから赤くなるにーちゃん。リンゴみたい。
「...口にキスするのはな、大好きで一生いたい人とするもんなんだ。兄とするようなもんじゃない。」
『にーちゃんと一生いたいって思うし、大好きだし、ずっと傍にいたいと思うのはおかしいことなの?』
「...ああ、そうだな。おかしいよなこんな俺は。」
少し泣きそうな声。なかないで。
『にーちゃんも...おんなじならおかしくない。
ずっと大好き、愛してる。俺さ、にーちゃんと兄弟でもなんでもなくて、俺が女だったらって思うこと、よくある。
でも、でもにーちゃんは、にーちゃんで...こんな気持ちは持っちゃダメで...でもにーちゃんと同じで...』
ぽろぽろと涙が溢れ出す。どうしてにーちゃんも泣いてるの。
「じゃあ、待ってろ。
お前がでっかくなって、俺が大人になったときにまだお前が俺にキスできるならな。」
強く、強く抱き締めあうのはきっと二人とも愛してるからなのかな。
大好きな蘭世にーちゃんに抱き締められて、深く、優しい眠りについた。
小さく口にキスをされたことは俺は知らなかったけどね。
「___A、ずっと、ずっと愛してる。」
ほっぺにキスと愛してる end.
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わわわ(プロフ) - jやよさん» わーい!!jやよさん、いつもありがとうございます!!!!他人に応援されるのはやっぱ嬉しいですね...へへへ...頑張って更新していこうと思います〜!! (2023年2月9日 21時) (レス) id: 3d85c557d8 (このIDを非表示/違反報告)
jやよ - 続編おめでとうございます!これからも応援させていただきます!無理しない程度で頑張ってください! (2023年2月9日 5時) (レス) id: 7c8c23da7c (このIDを非表示/違反報告)
餅太郎0409(プロフ) - わわわさん» わ〜!!ありがとうございます!楽しみにしてますね! (2023年2月6日 23時) (レス) id: 2ec7772a57 (このIDを非表示/違反報告)
わわわ(プロフ) - 餅太郎0409さん» リクエストありがとうございます!!!なんかえっっ、な作品が書けそうなのでR18のほうにて投稿させていただいてもいいですか...?へたれ世一、かわいいですね...(確信) (2023年2月6日 22時) (レス) id: 3d85c557d8 (このIDを非表示/違反報告)
わわわ(プロフ) - jやよさん» いえいえー!こちらこそいつも助かっております!!千切くんは懐いたあいてにはどろどろに糖度高めの愛を注ぎそうだなって^^尊いと言っていただけて嬉しいです!モチベがめちゃくちゃ上がりました。大好きです。 (2023年2月6日 22時) (レス) id: 3d85c557d8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:モヨモヨ | 作成日時:2023年2月1日 1時