＊＿＿EXILE TRIBE短編集

刺青＊敬浩＿２ ページ50

イベントも無事終わり、

楽屋にAを迎えに行った。

もちろん、パーカーを羽織って。



「A、お待たせ」


『おつかれさま！』


「帰ろっか。送るよ」


『ありがとう〜』



Aを車に乗せ、

Aの家の方角に車を走らせた。



『ね、たかひろくん』


「んー？」


『腕見せて？』


「えっ？！何言ってんの！」


『あたし平気よ』



そう言ってパーカーを脱がそうとする。

とりあえず危ないから…

車を空き地に停めた。



「どうした？」


『あたし、思ったんだけど


刺青って怖いイメージだけど


タトゥーなら綺麗なイメージなの』



……？この子は何を言ってるんだ？

あんまりに目を輝かせるから、

話に聞き入ってしまった。



『たかひろくんはタトゥーだからきれいなの』


「……ありがと」



笑いたかったけど、なんかもう

Aがあんまりに純粋だから

愛しくて、可愛くて。。



『あ！ばかにしてる！』


「してないしてない(笑)」


『たかひろくんの全部見たいんだもん！


「ちょ、お前車の中なんて大胆だな……」


『ちっちがう！！ばかひろ！』





Aがこんな大胆発言するなら

刺青あってよかったかも。(笑)





＊Fin.

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