キセキの世代を筆頭に一人の女の子が愛される

第24Q ページ24

ー夜ー



〜A〜



練習がキツすぎたのか夕食の準備が出来たというのに誰1人起き上がれない



私は白金監督と話しをしていたから詳しい内容は分からないけど、想像を遥かに超えたものであるのは確か



キセキの世代までもが動けないでいるのだ



リコ｢みんなだらしないわね｣


日向｢いや……何でこんな殺人メニューにしたんだよ｣


リコ｢大丈夫大丈夫。人間はこれぐらいじゃ死なないから｣


日向｢爽やかな顔して言うことじゃねぇよ！！？｣


リコ｢そんなに文句ばっかり言うならAちゃんの料理。私達が全部食べるけどいいの？｣


日向｢すいませんでした！！(土下座)｣


｢あの……？｣


リコ｢気にしないで。Aちゃんは先に行って用意しといて｣


｢はーい｣


白金｢私も手伝おう｣


4監督『は…………？』


｢ありがとうございます。そうだ。これ私の番号です。登録お願いします｣


白金｢最近の若い人はLINEとかのほうがいいんじゃないのか｣


洛山『(え……監督ってLINEすんの！？)』


｢意外ですね。白金監督もそういうのやるんですね｣


白金｢娘がやれとうるさくてな｣


｢連絡は取りやすいですからね。でも……いいんですか？部の交流があるとはいえこんな歳の離れた子供と……バレたら評価下がりますよ？｣


白金｢私とでは不服か？｣


｢…………いいえ｣


そんな返しがくるとは思ってなくてビックリしたけど、小さく笑って自分のIDを書いた紙を渡した




4監督『(アイツが一番手を出すのが早かったか……！！)』




白金監督は帝光中の白金耕造監督と親戚関係らしく、名前を聞いた時から妙に引っかかっていた


確認してみたところ、そうだという事で一気に打ち解けられた



それにオールバックがこんなに似合うダンディな人と仲良くなりたいのは世の女性の憧れだと私は思う



こんなカッコ良いお父さんならさぞ自慢出来るだろうに




｢え！！？ということは奥さんがいるんですか！！？｣


荒木｢な、なぜそんなに驚く？まさか……？いかんぞ桜花！！こんな男に想いを抱くなど！！｣


武内｢そうだ。若いうちから道を踏み外すなんて以ての外だ｣


荒木｢ならば貴様も桜花に近づくな｣


武内｢それとこれは話しが別だろうが｣


なんだか誤解されてる


私は白金監督を尊敬しているだけなんだけどな




帝光の白金監督も厳しいけど何だかんだ選手を信じたいい監督だった



だからせめてキセキの世代がいる間だけは監督でいて欲しかった

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