キセキの世代を筆頭に一人の女の子が愛される

第18Q ページ18

〜A〜



赤司｢そうか。なら……合宿をするしかないな｣


｢………………はい？｣


赤司｢場所はこちらで手配する。緑間と黄瀬にも声はかけておく。6高校合同合宿だ｣


｢いやいやいや！！まだ高校生活始まったばかりだよ！？｣


赤司｢それがどうした？どうせAと俺達を絡めた話しを書くんだ。そのタイミングが早くてもかまわないとの作者の意向だ｣


早すぎでしょ！！


せめてゴールデンウィークまで待ってよ！！



赤司｢詳細は追って連絡する。青峰。紫原。今日のところは帰ろう｣


青峰｢赤司がそう言うなら｣


紫原｢またね〜｣


素直に帰ってくれるのは嬉しいけど、本当に合宿しないよね？



5人全員に揃われると私が困る



言い訳とか、そういうの考えなきゃいけないけど、さっき会った赤司くんは優しい時の赤司くんだった



青峰くんも紫原くんも怖い感じはしなかった



あんなにも柔らかい雰囲気のみんなを見るのはいつ以来だろう



変わっていてホッとした反面、何かの兆しかもと怖くもあった



合同合宿も裏があるのかもしれない



でも…………単純にキセキの世代と練習出来るなんてのはこの先あるものじゃない


受けておいて損はないはず



黒子｢Aさん？大丈夫ですか？｣


｢うん……｣


過ぎた事とはいえ、たった数ヶ月しか時は流れていない




そんな短い時間であの日の傷は癒えない




また深く関わるなんて思わなかった





私は黒子くんとこの誠凛で新しいバスケをやると決めたのに



リコ｢もしAちゃんが嫌なら無理することないのよ｣


日向｢そうだぞ。こんな機会は滅多にないことだが、部員の意志は尊重しなきゃだろ？｣


｢いえ……。私は本当に大丈夫です｣


誠凛(ここ)に来てよかった


心の底から思った



もう何があっても心が折れたりはしない



このチームでならどんな逆行も乗り越えられる

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