10人目の雪だるま。7 (( W.Shota )) (ページ40)

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翔太 side

家に帰ってきて

お腹空いたなぁと思い
冷蔵庫を見たら大量の作り置き。

絶対ご飯はちゃんと食べて。と
行く前に作ってくれた。

朝ご飯用、昼ご飯用、晩ご飯用とメモが書いてある。

やけに朝ごはん用が少ないのは嫌味かな。笑

久々に1人でご飯を食べてると

Aから電話がかかってきた。

し『何？』

『何？って、、さっきからみんなして冷たくない？』

もう既にAの鋭い勘が
働いていることにドキッとする。

し『気のせいだろ』

『ふーん、、ならいいけど。
ご飯食べてる？』

し『今食べてるよ』

『良かった』

し『朝ご飯用少なくない？』

『だって翔太朝ご飯ほぼ食べないもん』

文句言おうと思ったのに
生活リズムを知ってるからこその配慮だったことに
ぐぅの音も出ない。

『文句でも言おうと思った？』

し『まぁ、、うん』

『言えるもんなら言うてみぃや』

し『急に関西弁じゃん。怖っ、笑
ていうか、喉大丈夫？』

『うん、今のとこ大丈夫。強くなったのかな、』

し『んなわけないでしょ、笑｣

『でも、皆さんにケアグッズ頂いたので
ご心配なく。』

し『飴あるから食べてね』

『絶対悪ふざけだよね、この量』

あの量を思い出すだけでお腹痛い。笑

『笑い過ぎ！ほんとに1人で困る量じゃんこれ。
誰か止めろよ』

し『佐久間がいっぱいあげよって言うんだもん笑』

『あのピンクマジ許さねぇ、、』

し『ていうか、やめて、もう、、、飴の話、、、
お腹痛い、、、笑』

『こんな渡すのが悪いんでしょ。
きょもにあげようかな、』

し『貰ったものあげるの？』

『使う人にあげる方がいいでしょ』

し『まぁ、別に俺らはいいけど』

『無駄に重いしこれ、、、
だからひーくんが持ってたのか』

し『うん。そうだよ、笑』

『もーほんとに、、、、、捨てよっかな』

し『お前それはやめて、』

電話越しにAの笑い声がする。

あぁ、隣で顔が見たい。