10人目の雪だるま。7 (( W.Shota )) (ページ12)

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翔太 side

家に帰ってすぐ2人ともソファーに座った。

｢ねぇ、翔太。さっきの写真
きょもに送ったんだけど｣

すっぴんで
髪の毛下ろしたぐらいの変化なのに
急にめっちゃ女の子に見える。

｢俺？だって｣

し｢マジじゃん、笑｣

｢絶対分かってて言ってるもん。｣

し｢嬉しくないの？｣

｢そりゃ綺麗な顔の人に
似てること自体は嬉しいけど
もう小学生から一緒にいる幼なじみと
似てるってって嬉しくないよ。
仮に舘と似てるって言われたら嬉しい？｣

し｢うーん、、、確かに複雑だな。笑｣

｢でしょ。
きょもも、"たまにしたら？"だって。
あいつ絶対許さねぇ、、、、｣

と画面を見ながら
どこか嬉しそうにそう言った。

し｢Aにとってきょもってどんな存在？｣

｢翔太はなんでなんで期なの？｣

し｢いや、なんか聞きたくて｣

｢そうだなぁ、、きょもは、、、
うーん、、、、、、
メンバー以外で一番気を使わず居られる人かな。
私周りにお兄ちゃん多いじゃん？｣

し｢そうだね、笑｣

｢特にひーくんと辰くんとかは
やっぱりお兄ちゃんだなって感じはするんだけど
きょもはお兄ちゃん感がゼロなの、｣

し｢年上なのに？｣

｢うん、いい意味でね。
対等に接してくれるから
気を使うとかって言う概念がない。笑｣

し｢だから同士なのね｣

｢そうだね、笑｣

でも俺は知ってる

お互いがお互いを心から尊敬してることを。