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蓮 side
｢目黒動揺し過ぎ｣
と言いながら汚れてしまった
机を拭いてくれる阿部ちゃん。
｢目黒なんか隠してるだろ、俺らに｣
岩本くんはそう言って
持ってたチョコの箱を机に置いた。
｢話してよ、｣
しょっぴーも俺の方を真剣な顔して見た。
みんなの視線が俺に集まった。
マネージャーさんはたまたま楽屋にいない。
言うなら今だ。
｢その、、この前同窓会があって
ずっと好きだった幼なじみと再会したんだ。
もちろん向こうは一般の人だし
色々我慢させちゃうなって思ったから
毎日のように連絡取ってても
期待しないようにしてたんだけど
昨日地元帰って久々に会って
勇気出して告白して、付き合うことになって。
アイドルの俺の事も
めちゃくちゃ考えてくれてるし
こうやって皆に話すのも背中押してくれたんだよね、、｣
｢いい彼女もったじゃん｣
岩本くんはちょっとだけ嬉しそうにそう言った。
｢なんで俺らに言わなかったの？｣
舘さんは優しい口調で言った。
｢なんか、、、迷惑かけます！って宣言してるみたいで、、言いにくくって｣
しょっぴーが俺の肩に手を置いて言った。
｢迷惑なんていくらでもかけろ。
メンバーなんだから｣
その言葉で心が軽くなった。
｢おっ、翔太いい事言うじゃーん！｣
ニヤニヤしてる佐久間くん。
｢うるさい！｣
顔が真っ赤になるしょっぴー。
｢しょっぴーかっこいい！｣
｢やっぱりイケメンは言うことがちゃうな！｣
乗っかるラウールと康二。
｢お前らバカにしてるだろ！｣
としょっぴーが言うと
｢してる！｣
3人が口を揃えて言った。
賑やかになる楽屋。
言って良かったな、、
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作者名：N
| 作成日時：2020年8月31日 0時
