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蓮 side
休憩時間に楽屋から離れてAに電話をする。
ほんとは楽屋でしたいけど
何となく出来ない。
『今どこで電話してるの？』
『廊下』
『思い切って楽屋でしてみたら？』
『いや、それはちょっと』
『何かきっかけないといつまでも罪悪感抱えたままになるよ』
確かにそうだ。
勇気を振り絞って楽屋に入った。
『入った？』
『入った』
『一旦切る？また終わってからでいいし』
『あぁ、うん。じゃあね』
『じゃあね』
話すきっかけを作ろうとしてくれてる。
｢お！めめ遅かったやん、お腹痛いん？｣
トイレ行ってくるって言ったんだっけ。
｢あぁ、いや、大丈夫｣
席に着くと
ラウールが
｢さっきからずっと連絡してるよね、めめ｣
と言った。
｢電話の相手誰？｣
｢あ、あれちゃう！幼なじみの人｣
｢かもね、、実は彼女だったりして！｣
俺は思わず飲んでたお茶を吹き出した。
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作者名：N
| 作成日時：2020年8月31日 0時
