意味無きもの (ページ21)

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あともうちょっとページ21

メ｢…あまり調子に乗らないで頂けますか…!｣

勢い良くこちらへ向かってくるランサー。

メ｢ふふふふふ!!｣

『マシュ!!』

マ｢はい…!｣

槍を思い切りマシュの盾に突くランサー。

マ｢っ、!!｣

メ｢必死ですね、たいへん良い。でも気を付けなさい。私の槍は不死殺しの槍。この槍でつけた傷は何をしても治らない…！肉体を完全に治癒できる奇跡であろうと…。分かりましたか？｣

足に体重をかけるランサー。

『ちゃんと構える！』

マ｢～っ、!｣

強い一撃を決めてくるが、ギリギリ耐えるマシュ。

あと、あともうちょっとだから。

メ｢貴女は一生!サーヴァントとして賦役になる…！｣

マ｢っ、｣

『マシュはならないさ。』

メ｢…、貴女とは会話していません。貴女もこの初々しいサーヴァントの次に石にしてあげましょう…！｣

『それは結構。やれるものならどうぞ。』

メ｢…ふふふふ、｣

そう笑うと張り巡らされている鎖の上に飛び乗る。

メ｢やはり煽りと分かっていても癪に障りますね。｣

そう言うと、ランサーの髪が蛇になり、その次に鎖になり。

立香と所長の後ろも塞がれてしまった。

メ｢私の髪で絡めとってあげましょう。｣

2人の前に出るマシュ。

マ｢私では敵いません。逃げて下さい、先輩。｣

『…いや。』

？｢良いガッツだ…、小娘は小娘だが、それなりの兵(つわもの)じゃねぇか。｣