マフィアなWESTさん【JW】

俺のジュンタくん ページ8

ーアキトsideー



……気に入らん、ほんっまに気に入らん。



赤「ジュンタァ〜〜〜〜！」


今日もシゲがジュンタくんにうざがらみ。

入念に資料を読み込むジュンタくんの前で
変なダンスを踊っている。


これはアジトでよく見る光景。

よく見るっていうより、
見慣れ過ぎてもう誰もツッコまんけど。


ジュンタくんもジュンタくんで、
ほんまに嫌なんやったら言えばいいのに。

ジュンタくんは表面上は
うっとうしそうにしてるけど、
拒絶はしない。

むしろ、まんざらでもない気がする。



赤「ジュンタ！ジュンタ見て！鬼瓦〜〜！」

黄「ふはっ、なんやねんお前それ」


ほら、なんやかんや楽しそうに笑ってるし。

　



　


俺とジュンタくんは、もともと
二人で細々と活動していたところを
シゲにスカウトされた。


俺はジュンタくんと
二人で活動できればそれでよかったから
加入には反対やったけど、

二人での活動に限界を感じていた
ジュンタくんは加入を決意。


ほんまは嫌やったけど、
ジュンタくんがいくならしゃーない。


俺はジュンタくんと一緒におれたらいいねん。


そう思っていたけど…。





赤「ジュンタ、ジュンタもっと構ってやぁ」


これは何の苦行やねん！


たぶんこれが他のやつやったら、
俺はすぐに殺してる。

けどなんとか許容してるのは、相手がシゲやから。

俺がシゲを、信用してるから。


そう思うようになったのは、あの時からやった。

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