マフィアなWESTさん【JW】

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次の出動の日、
ノゾムは銃を持っていかなかった。


それでも懸命に自分にできることを
積極的に考え行動してくれて、
どんどん技術も上がっていっている。



俺は、誰かへの復讐のためだとか、
正義のためだとか、
そういう信念はなに一つない。

単調な毎日に嫌気がさしてた時に、
シゲに誘われて入った。

執着もなにもなくて、
退屈しのぎにここにいるだけ。


でも、そんな俺にも、
大切な人を守りたいって想いがあるんやろうな。

照れくさいから、
自覚してないふりしてるけど。



緑「ターゲットの周りに敵が固まってて、
　 みんな銃を持ってるから
　 素手での攻撃はむりやと思う。

　 俺とジュンタで横から爆弾を投げるから、
　 敵が混乱している間に遠距離から狙撃して」


紫「ジュンタ、投げ込むのミスるなよ」

黄「投げるだけやろ？余裕やん」

橙「俺らの方に飛んできたりしてな(笑)」

黄「いけるって！」

桃「不安やわぁ」

赤「はは、じゃあリュウセイ、頼んだで」

青「おう、任せとき」



俺の手は確かに汚れてしまっているけど、
同時に大切なものを守ってきた証でもある。

それだけは、唯一の誇りやな。


なんて、柄にもないことを思いながら
銃をぎゅっと強く握った。


　


Fin

彼なりの優しさ→←.

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