【銀魂】愛しさと信頼と一抹の不安を【沖田総悟】

いつぶりかのあの人 ページ10

「よぉ、何してんだ？」



「･･あ、坂田さん」




所在なさげにしていたと思われる私に声をかけてきたのは、いつぶりかの坂田さん。




「どうされたんですか？」




私の隣に並んで歩く坂田さんに問う。


ちなみに、沖田さんたちとの距離は4,5メートルほどまで伸びており、きっと沖田さんは坂田さんの存在に気づいていないだろう。




「どうされたっつーか、沖田くんがどうされたんだよアレ。


この間お前とデートしてたかと思えば、今度は違うネーちゃん連れてんじゃねーか。しかもなんかお前もいるしよ」





何？三角関係？と面白そうに聞いてくる。





「･･･違いますよ、仕事です。


幕府要人のご令嬢ですから。おもてなししないと。」



「へー。んでそのご令嬢とやらが沖田くんに惚れちまったわけか」



「ほ、惚れ･･･？」





なに、もしかして気づいてなかったのお前、と坂田さん。

見失う→←清々しいほどの棒読み

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す