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百五十四話 ページ6

Aside

 

バ「大丈夫?Aちゃん。」

緑「…はい。」

話し合いが終わり、今はナイトアイたちとこれからどうするかを話した。

試しにちょっと探って見たけど、やっぱりちょっと気持ち悪い。
やった感じ、いくらかは既に他人の体内に入っているようで……それを考えただけで寒気がしてくる。

緑「…一つは天喰先輩に撃たれたんですよね。先輩は大丈夫なんですか?」

サ「嗚呼。

寝たら回復したそうだ。だが、完全に出来ているものがあってもおかしくはない。

現時点でそれらしきものがいくつあるのか、だけでも知れたら充分な収穫になる。余り、無理はしなくてもいい。」

緑「はい。」

でも、やれないわけではなかった。
やるしか、無い。

サ「……もしかしたら闇医者は神野事件の前からAの血をとっていたのかもしれない。あくまで憶測になるが。」

バ「どうしてですか?」

サ「神野から、二ヶ月も経っていない。

あの弾を作るのには相当の時間を要するはずだ。そして、試作品の方からAの血が出てきた。

となると、神野の可能性は大分薄くなる。

否、勿論神野の時もとられてはいるだろうが、先に治崎に渡ったのはそちらの方だと、私は考えている。」

緑「…言われてみればそうですね。」

そんな前から血を使われていたと考えると寒気と言うよりそろそろ吐き気がしてくる。

怖い。

バ「無理しなくていいよ?

今日はやっぱり、止めておきましょう、サー。Aちゃんもさっきの敵の討伐でだいぶ疲れてますし……。

個性のキャパオーバーの方もあります。」

サ「そうだな。

今日は後は今後の予定を立てるだけで終わらせておこう。A。

いい忘れていたが、敵の討伐、よくやったな。今日はゆっくり休むんだ。」

緑「…はい!」

サーは優しく笑ってそう言った。

それがすごく嬉しかった。認められた気がしたんだ。気のせいかも知れないけど。

でも、例えそうだとしても嬉しかった。

今日は沢山個性を使った。
だから、もう使うのは止めよう。

これが終わったら、雄英に帰ってこれからにしっかり備えておこう。

あたしと同じように人体実験をされている女の子。壊理ちゃん。

どこか、似ているような気がした。

聞いてしまったら、もう後には引けない。自惚れているかもしれないけど、曲がりなりにもあたしはヒーロー。

壊理ちゃんを、助ける。

そう思いながら、通夜でもしてんのかって言うくらい暗い、皆のところに行った。

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ミナミ(プロフ) - 今井 明希さん» ありがとうございます!続編もこれからもよろしくお願いいたします! (2020年2月12日 22時) (レス) id: 4b9f084e7b (このIDを非表示/違反報告)
今井 明希(プロフ) - 面白いです!最新がんばってください! (2020年2月12日 0時) (レス) id: d714c1a6ae (このIDを非表示/違反報告)
ミナミ(プロフ) - 読んでくださってありがとうございます!背景ちょっといつも考えていたので気づいてもらえて嬉しかったです!これからも頑張るので宜しくお願いします! (2020年1月29日 22時) (レス) id: 4b9f084e7b (このIDを非表示/違反報告)
メガネザル - 面白くて一気に読んじゃいました! 更新頑張ってください!応援しています(*´▽`*) (2020年1月28日 22時) (レス) id: 7074a2782f (このIDを非表示/違反報告)
みけねこ - 続編応援してます!これからも頑張ってください。毎回、後ろの背景?が変わって何かワクワクしてます(語彙力がない) (2020年1月28日 21時) (レス) id: 717af831f6 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ミナミ | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2020年1月26日 16時

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