百八十二話 ページ34
Aside
先輩はスピードをあげ、壊理ちゃんの元へと走っていった。
あたしがするのは足止め。
勝てるかどうかは分からない。
それでも、やらなければならない。勝つんだ。あの子が笑えるように。
そして、辿り着いた。
「誰だぁ？
お嬢ちゃん、一人できたのか？ここのやつら全員相手にするつもりかぁ！？」
緑「…はい。」
先輩、どうかあの子を。
目の前にいる二十人。
全員倒せるかと聞かれたら不安になる。だが、それはほんの一部。
残念ながら殆どはあたしにとっては雑魚となり下がる。こんなの簡単だ。先ずは回りにいるやつら。
なるべく早く気づかれないように回りにいるやつらの意識を落とす。
「ぐぁっ！」
「おい、っ！！」
相手の動きをよく見て次の動きを予測する。いつもサーに言われていることだ。
大丈夫、まだ、戦える。
「おいおい、一瞬で………十八人。殆どの意識を落としやがったじゃねぇか。
お前さん、只者じゃねぇな。」
「溶解サン、無駄口叩かない方がいいですよ。この人頭回る人だ。
そうだろう？
緑谷Aサン？
さぁ、ヒーローサン来てくださいよ。あっしら死に損ないを殺してくだせぇ。」
一番厄介なのが残った。
と言うかこの男今あたしの動きを予測したのか？普通に避けていた。
一体どういう事で……。
「あぁ、あっしの個性は過去視。
あんたの過去を視ます。
例えば、なんと思ったこう言う風に考えたこんな作戦を立てたエトセトラ。
過去にどう思ったか、またその動きそして周囲をスクリーンように視ることができる個性でありやす。」
また、分かったかのように答えた。
どうやら本当らしい。
となるとずいぶん厄介になってくるはずだ。何せ人の思ったこと、過去を視ることができる個性に苦手な温度変化の個性。
溶解とかって呼ばれていたか。
名は覚えておこう。いつ役に立つか分からないものだしな。
「俺は溶解岩地。
マグマを出す、マグマになる個性。
ヒーロー、せいぜい楽しませてくれよ。オーバーホールは俺たちを駒と見ているが俺たちは相手がいればそれでいい。
お前と俺の相性、いいといいがなぁ。」
あんたとの個性の相性、ほんっとに最悪だよ。そう思いながらも取り敢えずその男を風できる。
すると一気にドロッと溶けてマグマに変化した。
風で切っておいてよかった。
これが足とかだったら終わっていただろう。本当に相性最悪だ。
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ミナミ(プロフ) - 今井 明希さん» ありがとうございます！続編もこれからもよろしくお願いいたします！ (2020年2月12日 22時) (
レス) id: 4b9f084e7b (このIDを非表示/違反報告)
今井 明希(プロフ) - 面白いです！最新がんばってください！ (2020年2月12日 0時) (レス) id: d714c1a6ae (このIDを非表示/違反報告)
ミナミ(プロフ) - 読んでくださってありがとうございます！背景ちょっといつも考えていたので気づいてもらえて嬉しかったです！これからも頑張るので宜しくお願いします！ (2020年1月29日 22時) (レス) id: 4b9f084e7b (このIDを非表示/違反報告)
メガネザル - 面白くて一気に読んじゃいました！ 更新頑張ってください！応援しています(*´▽｀*) (2020年1月28日 22時) (レス) id: 7074a2782f (このIDを非表示/違反報告)
みけねこ - 続編応援してます！これからも頑張ってください。毎回、後ろの背景?が変わって何かワクワクしてます(語彙力がない) (2020年1月28日 21時) (レス) id: 717af831f6 (このIDを非表示/違反報告)
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