百七十八話 ページ30
Aside
素早くサーの手が動く。
よく記憶しているものだ。こう言うことが出来るからサーは強いんだろうな。
サーの予知、出来たらいいのに。
入り口には三人。
緑「…先……イレイザー。」
危うく先生と呼ぶところだった。
イレイザーと目を合わせる。ここで言葉を発せばあちらにも気づかれる。
それはなるべく避けるべきだ。
イレイザーは了承したと言うように頷いた。その瞬間、サーが最後のスイッチを押し終えたところだった。
「なぁぁんじゃてめぇぇらぁぁあ！！」
うるさ。
やはり、三人。待ち伏せしていたか。
治崎はどれだけ読んでいるのか。こちらの状況を理解してるのか。
でなければここに配置できない気がする。
ここでない場所から来る可能性もある。ここからでしか入れないのは事実だけれど。
それだけ、ヒーローを危険視しているのかそれとも読んでいるのか。
どちらにせよ、危険な男だ。
セ「バブルガール！一人頼む！」
出てきた瞬間、イレイザーが個性を消してセンチピーダーさんとバブルガールさんが三人あっという間に押さえ込んだ。
バ「先行ってください！
後で合流します！」
サ「行くぞ！」
そう言われ、階段を走って降りていく。
すると、地下で何かが変わった。人間が一人まだ近くにいたはずなのにいなくなった。
だとするならかなり不味い状況になってきているんじゃあないか？
地形が変わっていく。
辛うじて空気は探れるけれどかなり使いづらくなっていた。進んだ先は案の定、行き止まりになっているわけで。
緑「…この先にある筈なんですけど、ついさっき途切れました。」
サ「治崎の仕業か。」
緑「いいえ。
この近くにいた一人が
中に入って操っている。
個性は確か擬態でしたよね。可能なはずですが。」
ロ「それが本当にそうならヤバイが本当か？治崎の可能性はねぇのか。
第一、入中の個性は………冷蔵庫ほどの大きさまでじゃあ無かったのか。不可能じゃあねぇのか。」
緑「恐らくほぼゼロです。
治崎はずっと移動している。
今この間にも壊理ちゃんと自分の秘書を連れて弾ともう一つ何かを大切そうにもって…。
向かう先からして逃亡中の治崎。
入中の個性については……かなりきつめにブーストさせればいけるでしょう。
あれの効き目は充分分かっているつもりです。」
サ「どちらにせよ、破壊する他無い。」
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ミナミ(プロフ) - 今井 明希さん» ありがとうございます！続編もこれからもよろしくお願いいたします！ (2020年2月12日 22時) (
レス) id: 4b9f084e7b (このIDを非表示/違反報告)
今井 明希(プロフ) - 面白いです！最新がんばってください！ (2020年2月12日 0時) (レス) id: d714c1a6ae (このIDを非表示/違反報告)
ミナミ(プロフ) - 読んでくださってありがとうございます！背景ちょっといつも考えていたので気づいてもらえて嬉しかったです！これからも頑張るので宜しくお願いします！ (2020年1月29日 22時) (レス) id: 4b9f084e7b (このIDを非表示/違反報告)
メガネザル - 面白くて一気に読んじゃいました！ 更新頑張ってください！応援しています(*´▽｀*) (2020年1月28日 22時) (レス) id: 7074a2782f (このIDを非表示/違反報告)
みけねこ - 続編応援してます！これからも頑張ってください。毎回、後ろの背景?が変わって何かワクワクしてます(語彙力がない) (2020年1月28日 21時) (レス) id: 717af831f6 (このIDを非表示/違反報告)
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