二百五十四話。 ページ5
Aside
「…Aちゃ…、あっ、いや、エル！
なんでここにおると！？」
「呼ばれたんだ、ミルコさんが。私もついでみたく呼ばれたんだけど、ミルコさんは行けなくて。片方だけでも行ったほうがいいと言われて、きたの。」
驚いたような顔のみんなと話す。
みんなもインターンでは活躍をちょくちょく聞いている。切島くんなんか大きなニュースになっていた。
負けていられないな、と心から思う。
「お前最近めちゃくちゃテレビで見るぜ！？
評判もうなぎ上りだし、やべぇだろ！」
「ミルコさん色んなところに行くからね。ああみえて、小さい事件もかなりやってるんだけど。」
それでもやっぱり、ミルコさんは大きい。実績も何もかもが強くて大きな現場にも行くしその機動力が見込まれて緊急のものも呼ばれる。
相乗効果ってやつかな。
私はついていけたらいい。それで、みんなの前で治せばいい。行く道中で病院にも寄ったりして、そういうことも欠かさないように努力している。どこにでも駆けつけるヒーローとして印象を強める。
「聞いてない！ほんとにびっくりした！！」
「そりゃあ、昨日の夜にこの話聞いたからね。すぐに新幹線乗って、そのままここに来たよ。」
「ケロケロ、資料とかはどうしたの？」
「この現場朝が早かったから。目を冷ますために早くに寝て、早めに起きてその時に頭に入れたよ。この紙の束見てよ、これ全部覚えるの、結構だるかったんだよ。」
そう言うとみんな黙り込んだ。
テスト前とかよくやることだったから、あれ、と思ったけれどそのときに警察の方が喋り始めた。
「ヒーロー、多少手荒になっても仕方がない。
少しでも反抗の素振りや怪しい動きが見えたらすぐに対応を頼むよ。
相手は仮にも今日まで生き延びた極道者。
くれぐれも気を緩めずに各員の任務を全うしてほしい。
出動！！」
結構許可が降りてるんだな。
でも、ことが事だし、仕方がないか。
もし私が信じてもらっていたら、こんなことになっていたのだろうか。
オールマイトは母親たちと戦ったのだろうか。
別にそんなもしもに興味なんかないけど。
でも、そんな未来がありえたら、きっと私はもっと普通に、当たり前にヒーローを目指して雄英高校にいたんだろう。
お茶子ちゃんともなんの問題もない友達で、きっと一緒にお出かけもたくさんして。
そんな未来、いらないけれど。
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ミナミ(プロフ) - yuaさん» ありがとうございます！これからのシリーズもどうぞよろしくお願いいたします！！！ (2022年10月23日 16時) (
レス) id: 6614ae932f (このIDを非表示/違反報告)
yua - コメント失礼します! シリーズ全部読ませてもらいました! 全部面白くて、感動しながら読んでいます。 更新頑張ってください!! (2022年10月22日 15時) (レス) @page50 id: 658ebb7b55 (このIDを非表示/違反報告)
ミナミ(プロフ) - Reeさん» ありがとうございます！更新頻度も気まぐれだというのに多くの方々に読んでいただけてうれしいです！これからも応援よろしくお願いします！ (2022年10月18日 20時) (レス) id: dce04d5ff9 (このIDを非表示/違反報告)
Ree(プロフ) - はじめまして！いつも楽しく読ませて頂いてます！凄く面白いです。爆豪と相澤先生推しなので更に最高と思いながら♡これからの展開がとても楽しみです。陰ながら応援してます。 (2022年10月17日 19時) (レス) @page47 id: dbef1d39c6 (このIDを非表示/違反報告)
ミナミ(プロフ) - にゃんこうどんさん» ありがとうございます！！とても嬉しいです!爆豪くんもかっこいいですよね…人気投票１位なのもなっとくですしギャップ萌えやばいですよね！これからもこの作品をよろしくおねがいします！ (2022年9月19日 14時) (レス) id: 6614ae932f (このIDを非表示/違反報告)
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