二百二十二話。 ページ23
Aside
それから試験の説明の会場に向かった。
そこにはびっくりするくらいたくさんの人がいて、この中から半分は落ちると思うと狭き門、っていうのを実感させられる。
落ちる気はないけど。それにいい成績で受かんなきゃいけないんだよな。
それを考えると雄英の中でも一位は少なくとも絶対条件だよな。
気合を入れていかねば。
「えー……ではあれ、仮免のやつをやります。あー……僕、ヒーロー公安委員会の目良です。好きな睡眠はノンレム睡眠、よろしく。
仕事が忙しくてろくに寝れてない…！人手が足りてない…！眠たい！
そんな信条の下ご説明させていただきます。」
「ぶっ倒れるまで仕事したら自然とノンレムになるんだって！」
「Aちゃん？？ぶっそうだよ？」
ものすごい熊を付けた人が説明をする。
ポインターを付けてそれを三つ当てられたら落ちる、逆に他の人のを光らせることができたら合格する。なんだ、簡単じゃん。先着１００名っていうのがちょっと難しそうだけれど。
大丈夫、そういう燻煙もみっちりと仕込まれてる。
あの地獄みたいな日々がこういうところで生きてくるだなんてなんて皮肉なんだろう。
「どうしよう！！先着１００人だって！！」
「大丈夫だよ、変なプライドとかで一人で行動とかしない限り。」
「へ？どういうこと？」
不安そうな顔をしているお茶子ちゃんに向けて簡単にこの試験の説明をする。
「この試験、同じ学校でなら何人までとかないからね。雄英は体育祭で個性のほとんどが割れてると思っていいからその分余計に不利。
そういうことを踏まえると何人かずつでチーム組んだら通りやすいと思うよ。
この感じじゃ一人で行動したらまず詰みだね。」
「そっか！そうだよね！！」
「まあ、私は一人でやるよ。」
「なんで！？」
「積極的にアピールしてかなきゃね。」
START！！
今日のコスチュームは希望通り真っ白。目立つし、わかりやすい色をしてると思う。
でもそんなのは些末事。
「じゃあ、頑張ってね皆！！」
こういうタイプの試験なら私は奨学金を獲得するために単独トップを狙わなきゃね。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 457人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
猫(プロフ) - 凄く面白いです！！更新されるたびワクワクしていました(*´ ꒳ `*) (2022年1月23日 0時) (
レス) @page14 id: 159bb94574 (このIDを非表示/違反報告)
hgf、jhさいこうでs - 最高です‼️何回も読み直しています！続きが楽しみです。。。ああ、早く夢主ちゃんを救って欲しい。。。 (2022年1月21日 20時) (レス) @page13 id: 9afd2abc65 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
