四十七話 ページ49
Aside
緑「…んんっ……ングッ！！」
くぐもった声しか出てこない。
さっき、肩を思い切り踏まれたせいで脱臼したようで激痛がした。
モ「あははッ！
あんたがここに来たのが悪いんだよ！恨むなら自分を恨みな！」
髪を捕まれ、顔を上に向けられるとそのまま床に顔を押し付けられた。
痛い。
もう、動く気力すら残ってはいなかった。身体中が軋むように痛んでいて脱臼した左肩が酷い痛みがした。
すると、殴っていた奴等の念力の個性を持ったやつが個性を使い、身体が浮き上がった。
モ「これで終わりにしてやるんだから感謝しろよな！！」
そのまま床に叩き付けられる。そう思った瞬間、叩きつけられずに床に落ちただけだった。
どうしたのか。
そう思って前を見ると、そこには鬼の形相と言うに相応しい顔をした相澤先生が立っていた。
相「……お前ら…普通科の生徒だな。
何をやってんだ。」
モ「……え、ちょ、やばくない？」
モ「…どうする？」
相「……お前ら全員まとめて除籍処分だ。
ここまでやってるんだからな。分かったらさっさと出ていけ。」
先生がそう言うとあいつらは逃げるように出ていき、そのまま何処かに行った。
すると、先生が屈んで助け起こしてくださった。そのまま、ロープもほどいて貰った。
相「…結構やられたな。
大丈夫か。」
猿ぐつわをほどこうと手をかけながら先生が聞いてきた。
緑「…はい……ありがとうございます。」
相「…大丈夫じゃあ無さそうだな。
肩、脱臼してんだろこれ。」
そう言うと、そっと肩に手をかけた。
痛みが走って、つい、顔をしかめてしまった。先生は言わんこっちゃ無いと言わんばかりの顔をしている。
相「それ見ろ。
足もやられたか。取り敢えず婆さんのところに行って治してもらうしかねぇな。
もうすぐで授業が始まるが此方から話しておくから今日はもう家に帰れ。
職場体験があるんだから早めに治した方がいいだろう。
立て……そうには無いな。…仕方無いな。さっさと婆さんのところに行くぞ。乗れ。」
先生はそう言うと屈んで背を向けた。
乗ればいいんだよな、これ。
緑「…え、えっと……失礼、します…。」
そっとその背に乗るとそのまま先生はおぶってくださった。
温かい。
大人の背に乗るのはそう言えば、四歳のあの日からなかった事だった。
いつも、母さんに抱き上げられていた兄さんがあのときは羨ましかったっけ。
そのまま、リカバリーガールのところに行った。
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ミナミ(プロフ) - 読んでくださり、ありがとうございます！変更してみました！後の作品でもそう言うものがあればご指摘ください。ご意見ありがとうございました！ (2020年2月16日 23時) (
レス) id: 4b9f084e7b (このIDを非表示/違反報告)
名無しのゴンベ - あ、アンチではなく、意見です。 (2020年2月9日 15時) (レス) id: fb6f8dff1d (このIDを非表示/違反報告)
名無しのゴンベ - こちらをご覧ください。 (2020年2月9日 15時) (レス) id: fb6f8dff1d (このIDを非表示/違反報告)
名無しのゴンベ - http://www.sousakuchannel.com/archives/12204492.html (2020年2月9日 15時) (レス) id: fb6f8dff1d (このIDを非表示/違反報告)
名無しのゴンベ - 内容はとても面白いです！ですが、とても読みづらいです。何でもかんでも漢字にすればいいと言うわけではありません。もう少し読みやすくしていただきたいです。 (2020年2月9日 15時) (レス) id: fb6f8dff1d (このIDを非表示/違反報告)
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