三十五話 ページ37
Aside
単刀直入に言ってしまえば、策は上手く事を運ぶことに成功し、あたしたちは見事一位。
緑「…ッ、今だ、心操君ッ、エンデヴァーに変える、轟君が持ってるし少しは驚く筈ッ…」
心「…了解ッ、『焦凍』」
轟「…何ッ、…」
緑「今だ、取ってッすり替えられてるから気を付けてッ、」
心操君は無事に1000万ポイントを取り戻した。声は大分似せられたのだろう。上手く騙せてよかった、心から安堵していた。
心「…取ったぞ！」
緑「…ッ、了解…！」
八「ッ、一体今の数瞬で何が……」
轟「…ッ、1000万ポイントがねぇッ、」
それからは大体想像がつくだろう。
轟君のチームは凄い騒いでいたけれど流石、直ぐに切り替えてポイントを奪っていった。
マ「終了！
一位は……うおっ何時出てきやがった！？心操チーム！」
相「…個性を上手く使ったな。
見ろ、取られた当の本人たちでさえ、訳わかんねぇって顔してるしな。
あいつの個性だったら気付かれずに取るなんて容易。それを心操と組み合わせて完全なものにより近づけると言う作戦だったんだろう。」
マ「すげぇな！
やっぱり、緑谷ガールは他のヒーロー科よりも抜きん出てるな！！
二位は……」
心「ありがとな。緑谷。」
緑「ううん、こちらこそありがとう。心操君、Aでいいよ。
兄さんがいるから、ややこしくなるでしょ。」
心「…おう。A。
じゃあ俺も人使でいい。俺だけ呼ぶのもあれだし、もう友達って思っていいだろ。
頑張ろうな、トーナメント。」
緑「…うんッ、頑張ろうね…！」
パシッ。
初めてハイタッチをした。
こう言うとき、笑っているべきなのだろうけれど、まだ笑えなかった。
だけど、人使はそれを気にしないようだった。
家族と過ごしている時より、ずっと、ずっと落ち着いているのはどうしてなんだろうか。
それでも、初めての友達に浮き足立ちそうになるのを押さえることは出来なかった。
凄く、凄く心が暖かくなって、夢のようだと思っていた。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1106人がお気に入り
お気に入り作者に追加
「ヒロアカ」関連の作品
この作品を含むプレイリスト ( リスト作成 )
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ミナミ(プロフ) - 読んでくださり、ありがとうございます！変更してみました！後の作品でもそう言うものがあればご指摘ください。ご意見ありがとうございました！ (2020年2月16日 23時) (
レス) id: 4b9f084e7b (このIDを非表示/違反報告)
名無しのゴンベ - あ、アンチではなく、意見です。 (2020年2月9日 15時) (レス) id: fb6f8dff1d (このIDを非表示/違反報告)
名無しのゴンベ - こちらをご覧ください。 (2020年2月9日 15時) (レス) id: fb6f8dff1d (このIDを非表示/違反報告)
名無しのゴンベ - http://www.sousakuchannel.com/archives/12204492.html (2020年2月9日 15時) (レス) id: fb6f8dff1d (このIDを非表示/違反報告)
名無しのゴンベ - 内容はとても面白いです！ですが、とても読みづらいです。何でもかんでも漢字にすればいいと言うわけではありません。もう少し読みやすくしていただきたいです。 (2020年2月9日 15時) (レス) id: fb6f8dff1d (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
