三十三話 ページ35
Aside
『明日の体育祭、頑張れよ。
ちゃんと見てるからな。』
昨日、先生はそう言ってくれた。
あたしを見てると。
その時、優しく頭を撫でてくれた手は、凄く優しくて、凄く……感じたことが無いくらい、暖かかった。
『あたし、頑張ります。
絶対、一個は一位とって来ます。』
『楽しみにしてるよ。』
有言実行。
ちゃんと、バッチリ一位をとることが出来た。誰かが見てくれてるってこんなにも……
こんなにも幸せな事なんだ。
頑張れば皆、空気みたいなあたしでも見てくれるんだ。凄いって言ってくれるんだ。
努力して、頑張ってみてよかった。
生まれて初めて、そう思ったかもしれない。
ありがとう、先生。
マ「二位は緑谷出久！名のとおり特待生の双子の兄！
この兄妹、どうなってんだ！？お前のクラスなんなんだ、イレイザー！」
相「彼奴らは勝手に火ぃつけあってるだけだろ。
それに、Aの方は普段からちゃんとしてるからな。」
マ「そう言うタイプの子か！何にせよ次が楽しみだ！」
初めてそんなことを言われた。
凄く…凄く嬉しい。
あたしでも、また、思いっきり笑える日が来るのかな。
何でだか…先生の前なら、いつか笑える日が来るって……そんな気がする。
……自惚れ過ぎかな。
でも…ちょっとの期待くらい、いいよね。
ミ「続いての競技は騎馬戦！
２〜５人でチームを組んでね！今の障害物走より得点が与えられるわ！
一位の緑谷Aには1000万ポイント！
得点の高いものほど狙われる、下克上！」
緑「…えっ……ﾋｯ」
一斉に皆こちらを振り返ってきた。
ヤバイヤバイヤバイヤバイヤバイ。
これじゃあチームが組めない。失格負けになるが落ちだ。ここで負けるわけにはいかないのに。
兄さんも二位だったから得点が高くて中々組めていないようだった。
でも、かといってあたしは兄さんと組む気はさらさら無い。
すると、見かけたことのある髪の毛を見つけた。この可能性にかけてみる他ない。
緑「…ッ、あのっ！
入試、の人ですよね……」
心「あ、…あんた……特待生、だったんだな。
あん時は助かったよ。緑谷、だっけ。」
緑「…はいっ、あの、絶対…否、絶対とは言い切れないけど………………勝てる勝算があるので…………あたしと組んでくれませんか？」
心「…いいよ。組む相手に困ってたとこなんだ。」
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ミナミ(プロフ) - 読んでくださり、ありがとうございます！変更してみました！後の作品でもそう言うものがあればご指摘ください。ご意見ありがとうございました！ (2020年2月16日 23時) (
レス) id: 4b9f084e7b (このIDを非表示/違反報告)
名無しのゴンベ - あ、アンチではなく、意見です。 (2020年2月9日 15時) (レス) id: fb6f8dff1d (このIDを非表示/違反報告)
名無しのゴンベ - こちらをご覧ください。 (2020年2月9日 15時) (レス) id: fb6f8dff1d (このIDを非表示/違反報告)
名無しのゴンベ - http://www.sousakuchannel.com/archives/12204492.html (2020年2月9日 15時) (レス) id: fb6f8dff1d (このIDを非表示/違反報告)
名無しのゴンベ - 内容はとても面白いです！ですが、とても読みづらいです。何でもかんでも漢字にすればいいと言うわけではありません。もう少し読みやすくしていただきたいです。 (2020年2月9日 15時) (レス) id: fb6f8dff1d (このIDを非表示/違反報告)
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