いい気味 ページ34
Side ………
Aが走り去っていった後、明菜はニヤリと笑っていた。
(そうよ、これよ！あいつなんて嫌われ者、はぶかれる運命なのよ！
私は愛されるの、父と母から受けたように！)
「す、すみません。姉が…」
あくまでも、か弱い少女、健気な少女を演じ続ける明菜。
「いえいえ、大丈夫ですよ？
Aさんは少し、頭が固いんです。」
「おう、それに自分の妹が酷いことされてるってるってのに嘘と決めつけるなんてなぁ。」
宇髄と、胡蝶が明菜を慰める言葉をかける。
(ふふっ、ほらお姉様？だんだんと嫌われていってますけど、どうしますか？)
緩みそうな口元を手で抑え隠す。
「あ、姉も色々あって、きっと色んなことを疑うようになったんだと思います。
だから、その……」
少し目を伏せ悲しそうな表情をする。
「あんなことを言ってきた姉までも擁護するのか。お前は…」
伊黒が、呆れた口調でそう言う。
(えぇ！当たり前でしょ？
私は健気で可愛くて愛されるべき存在なのだからね！)
そこで、お館様が口を開いた。
「では、ここらへんで柱合会議を終わりにしよう。皆、集まってきてくれてありがとう。」
「わ、私のためにわざわざありがとうございました！」
そして、柱合会議は終わった。
「あの…義勇さん。
良ければなんですけど、今から私とお茶に行きませんか？」
少し離れて立っている義勇に、明菜は声をかける。
義勇はその言葉に少し困惑した表情を浮かべた後、うなずいた。
そこへ…
「待って下さい。冨岡さんばかりずるいですよ？私も行きたいです。
だめですか？明菜さん。」
「俺も派手に同行したい。だめか？」
胡蝶と宇髄がやって来た。
(この二人、さっきから私によくかまってくる…まぁ別に悪いとは思わないけど…今は義勇と二人がよかった……)
「もちろん、良いですよ！」
「本当ですか？ありがとうございます。
では、行きましょうか？
おすすめの茶屋がありますよ。」
そうして四人は、町に向かった。
ーーーーーー
「ね、ねぇ伊黒さん。私、大丈夫だった？」
「…ああ、なんの問題もなかった。」
「うむ！我ながらしっかりと出来たと思った！」
「あれ、明菜って誰だっけ。」
四人が去った後、本部でそんな会話があったことなど、明菜は知らない。
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絵理奈(プロフ) - 明菜が夢主に罪を負わせますね、刀キャーとか嫌がらせされたとか身体が痣だらけだとか。 (2020年2月3日 18時) (
レス) id: e2382ac4cf (このIDを非表示/違反報告)
ちーかま(プロフ) - 和美さん» ありがとうございます。めちゃくちゃ元気でました！！更新頑張ります！ (2020年1月8日 21時) (レス) id: b10489591d (このIDを非表示/違反報告)
和美(プロフ) - 最高の作品ありがとうございます！夢主ちゃんが早く幸せになって欲しい…大好きです！(((殴 更新頑張ってください！ (2020年1月8日 11時) (レス) id: 02d0844636 (このIDを非表示/違反報告)
ちーかま(プロフ) - www(ｱﾒｰﾊﾞﾊﾞﾊﾞﾊﾞ)さん» わぁ！ありがとうございます！更新頑張ります( ｰ`дｰ´)ｷﾘｯ！ (2019年12月1日 19時) (レス) id: b10489591d (このIDを非表示/違反報告)
www(ｱﾒｰﾊﾞﾊﾞﾊﾞﾊﾞ)(プロフ) - 好きです！(唐突)更新頑張ってください！！ (2019年12月1日 17時) (レス) id: 9fbd33347e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちーかま | 作成日時：2019年12月1日 5時
