名前で ページ19
伊黒との合同任務の後、
なぜか、他の柱達との任務が続いた。
柱が二人がかりで倒すような鬼ではないときもあり、少し疑問に思っていた今日この頃。
お館様から、緊急柱合会議の知らせがあった。
ーーーーーーーーーーー
「急だったが、来てくれてありがとう。
さて、本題に入ろうか。
最近、我々鬼殺隊を嗅ぎ回っている者達がいてね。」
……、
鬼殺隊を、、、?
本部のある部屋に集められた十人の柱達に緊張が走る。
「皆は大丈夫かもしれないが、少し気をつけてほしい。その者達はどうやら、柱のことについてよく調べているようだからね。」
今回の柱合会議は、お館様の話で終わった。
「鬼殺隊を嗅ぎ回っているだァ?
いったいどこのどいつだ!」
「そういえば最近、変な視線を感じたんだよね。」
「俺はどこに行っても、派手だから目立つ。
視線なんざいつものことだ!」
「そう言う問題ではありませんよ、宇髄さん。」
柱達も思い当たる節があるようだった。
「確かに、町で変な視線を感じた。」
「え?そうなの?伊黒さん。」
恋柱が、伊黒を心配するように言う。
「それは、どんな視線だったんだ、伊黒。」
視線にも、種類がある。
その人の何を見ているのかなど、案外分かったりもする。
「どこか、探っているようだった。
だが、追いかけてくる気配はなかった。」
…何を探っていたんだ?
尾行もしてこないとなると…
「え?まって!今伊黒さんのこと名前で言ったよね!Aちゃん!」
「うむ!言ったな!」
「ずるいわ!私も名前で呼んでほしい!!」
恋柱が、抱き着いてくる。
「俺も名前で呼んでくれ!」
「私も是非名前で呼んでほしいですねぇ。」
「…名前で呼んでくれ。」
「祭りの神である俺の名前を言わないわけないよな!」
「A!僕の名前も呼んで。」
「俺も名前で呼べ、風柱は堅苦しい。」
「私のことも、名前で呼んでくれるか?」
柱達に一斉に詰め寄られる。
「甘露寺、煉獄、胡蝶、冨岡、宇髄、時透、不死川、悲鳴嶼。
これでいい............?」
名前を呼ぶと、皆嬉しそうな顔をした。
「嬉しいわ!ありがとう!」
満面の笑みで再び私に抱き着く甘露寺。
つられて、私の頬も緩む。
「そうか?よかった。」
いいな、なんか今、“楽しい”。
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絵理奈(プロフ) - 明菜が夢主に罪を負わせますね、刀キャーとか嫌がらせされたとか身体が痣だらけだとか。 (2020年2月3日 18時) (レス) id: e2382ac4cf (このIDを非表示/違反報告)
ちーかま(プロフ) - 和美さん» ありがとうございます。めちゃくちゃ元気でました!!更新頑張ります! (2020年1月8日 21時) (レス) id: b10489591d (このIDを非表示/違反報告)
和美(プロフ) - 最高の作品ありがとうございます!夢主ちゃんが早く幸せになって欲しい…大好きです!(((殴 更新頑張ってください! (2020年1月8日 11時) (レス) id: 02d0844636 (このIDを非表示/違反報告)
ちーかま(プロフ) - www(アメーババババ)さん» わぁ!ありがとうございます!更新頑張ります( ー`дー´)キリッ! (2019年12月1日 19時) (レス) id: b10489591d (このIDを非表示/違反報告)
www(アメーババババ)(プロフ) - 好きです!(唐突)更新頑張ってください!! (2019年12月1日 17時) (レス) id: 9fbd33347e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ちーかま | 作成日時:2019年12月1日 5時