五十輪目 ページ8
敦side
「
「そうだね。二人乗りは結構恥ずかしかったけどね……」
二人で乗ってたおかげでスタッフさんにずっとニコニコされたけど……
でも……隣で笑っているAちゃんを見る
Aちゃんが楽しんでくれたからよかったや
トントンと、Aちゃんに肩を軽く叩かれる
「ねえねえ敦くん、此れが気になるんだけど……」
次にAちゃんが指指したのは、
でもなんだかもじもじしている
「いきなりどうしたの?」
Aちゃんは髪をくるくると指に絡ませ、下を向く
「いや……流石に二回連続で私の行きたい所に行くのはあれかな、って」
「え?」
思わず声を漏らす
「そんなこと気にしてたの?」
僕がキョトンとしながらも聞いてみると小声でだって……と少し黙り込む
「今日はデヱトに来たんだから、Aちゃんの行ってみたい所沢山行こう?」
ほら、と言いながら真っ直ぐに手をのばす
「ありがとう敦くん」
少し経ってからそう言い、優しく微笑んでから僕の手をとる
その手をしっかりと握って、歩き出す
「じゃあ、一緒に行こう!」
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かなう(プロフ) - コメントありがとうございます。完結させてから随分経っているのにも関わらずにこうして味わって読んでくださってとても嬉しいかぎりです。これからも砂漠のうさぎさんのように思ってもらえるような作品を書くために精進したいと思います。 (2019年12月12日 22時) (レス) id: ecc405bdc3 (このIDを非表示/違反報告)
砂漠のうさぎ(プロフ) - また、読み進めるごとに作者さまの表現力も上がっていて、より世界観に浸ることができました。素敵な作品をありがとうございました。長文、乱文失礼しました。 (2019年12月8日 22時) (レス) id: ad3e66ea3f (このIDを非表示/違反報告)
砂漠のうさぎ(プロフ) - 完結からかなり経った作品のようでしたが読ませて頂きました。花言葉をモチーフにしたお話はベタではありますが、聞き慣れないダイヤモンドリリーという花を選んだ着眼点が好きです。お話の雰囲気も切なすぎず甘すぎずで、丁度良い温度で進む物語だなと感じました (2019年12月8日 22時) (レス) id: ad3e66ea3f (このIDを非表示/違反報告)
紅茶(プロフ) - かなうさん» そうですね(*´ー`*)調べてみたいと思います笑 (2018年9月23日 23時) (レス) id: 3a874cc5aa (このIDを非表示/違反報告)
かなう(プロフ) - 紅茶さん» それと、紅茶さんや紅茶さんの大切な人の誕生日花を調べてみたりとか、花言葉と触れ合ってみるのも新しい魅力を感じられるのではないでしょうか。 (2018年9月23日 22時) (レス) id: ecc405bdc3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:かなう | 作成日時:2018年2月9日 21時