ダイヤモンドリリーの咲く頃に [文豪ストレイドッグス] [中島敦]

四十三輪目 ページ47

敦side
Aちゃんが親戚のところへ行ってから一カ月程経ったぐらいの時


ある一通のメールが届いていた


ここ一カ月の間は電話もメールも無かったから、少し浮かれながらメールを開いた


『連絡もできなくてごめんね。今連絡した理由は、一週間後に敦くんと会えることに


なったからです！久しぶりでなんだか楽しみだし、なんだか緊張するや


其れでなんだけど、一週間後に二人で遊園地に遊びに行かない？』


「遊園地かぁ〜二人の再会祝いに良いかもな」


仕事は非番にして、久しぶりのデートに……いいかも！


僕も、メールのところを開いて文字をうつ


『うん、いいね！僕も久しぶりにAちゃんと会えるの楽しみだよ


Aちゃんが帰ってくるのを待ってるね』


うち終わったのでパタンと閉める


「敦、嬉しそうにどうしたの？」


鏡花ちゃんが僕の顔を除きこんでくる


「Aちゃん、来週に帰って来るんだって」


「A姉さんが？楽しみ」


表情にはあまり出さないけど、目を輝かせて喜んでいる


Aちゃんと会いたいな……早く来週にならないかな？

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